母が葬式や法事にシャネルの黒革のバッグを持っていくのがすごく嫌だ… よく見るキルトっぽいデザインに金のシャネルマークのついたバッグです。 本人曰く、金具を内

二度目です。

私は親を見送ったことがあるので思うのですが、故人を送り出す遺族の心情を想うと「喪に服す」という態度やマナーに反することはどんな些細なことでも絶対にしないほうがいいと思います。
遺族にとっては一生に一度で最後の故人とのお別れの儀式ですから、感情も高ぶっている場合もあるし、精神状態も過敏になっているのが普通だと思います。
普段は「些細なこと」と流せることができない状況にある可能性が高いと思います。
参列者側にとっては「これくらいいいだろう」は通用しないと考えた方がいいです。

私がもし、自分の親の葬儀で金のチェーンや装飾が入ったバッグを持っている人を見ていたら本気で参列を断りたいという衝動に駆られていたかもしれません。
他にバッグがなくて、買うお金もなくてどうしようもないなら、まだ納得できるかもしれませんが、シャネルなどの高級ブランドバッグとなると
「いったい何しに来たんだ？」
「そんなに見栄が張りたいか」
「私の親の葬儀はこの人にとっては所詮『見せびらかしのファッションショー』に過ぎないのか」
親の葬儀の時の私ならこのくらいは考えたと思うし、おそらくその後も長く怒りの感情が消えなくなっていたと思います。
「この人にとって所詮私や私の親はこの程度の扱いなのか」「親の人生最後のセレモニーを軽視された」と心底憎んでいたかもしれません。
実際に私の親の葬儀でマナー違反をするような人はいませんでしたが、私自身は些細なことで涙がこぼれるほど、葬儀の後も辛さのあまり神経質になっていたように思います。
この掲示板でもたまに、結婚式後の花嫁が、他人からは「些細なこと」と思えるようなことで「式を台無しにされた」と相談するスレを見かけますが、葬儀でのマナー違反も同じかそれ以上に遺族の気持ちを傷つけるものです。
もし主さんが自分が心底愛している家族（実親や我が子）を見送ることがあったら、その時にわかると思いますよ。

参列者にとってはただの儀礼なのかもしれませんが、遺族にとっては「耐えがたいほど辛い永遠の別れ」の儀式です。
葬儀の場でのマナー違反はこれまでのお付き合いや信頼関係にひびが入ってもおかしくないと思います。
そのくらいの気持ちでお母様を諫めたほうがいいと思いますよ。