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レディーファースト
【なぜ日本にはレディファーストが根付かないのか】という議題についてのゼミ討論がある。
例によって女子学生たちは、日本男性批判と、想像上の外国人紳士崇拝の言辞を並べていたが、３０分ほどで教授（女性）が静かに、だが力強い声で言い放った。
「レディーが絶滅しつつある日本ではレディーファーストを普及させようがありません」
教授は海外で教鞭を執っていた時期が長いが、茶道華道ともに師範の免許を持つ人。
その教授曰く「与えられる平等や優遇をあさましく求めるのは日本女性特有の醜態」
自らレディとならずして、レディ扱いを求めるのは常軌を逸していますと…
女子学生達はその後、一言も喋らなかった。
教授が言わんとしている事はよく分かった。
【女性は女性らしくあるべきか】【男性は男性らしくあるべきか】について、yesかnoかを世界主要国で調査したデータがある。
その結果、【女性は女性らしくあるべき】という考えを最も否定したのは日本女性である事が分かった。
米国、中国、フランス、英国、ドイツ等々、多い国では8割り近くが【女性は女性らしくあるべき】を肯定し、低い国でも6割り以上は肯定したのに対し、日本女性は僅か2割り程度しか肯定意見がなかった。
他の国に比べ、群を抜いて女性らしさを否定する意見が多かったのである。
自ら女性らしくある事を否定しながら、レディーファーストを望むとは一体どういう事なのか…
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「女性らしさ」とは何ぞや、という話ですよね。
もしかしたら、海外と現代日本とでは「女性らしさ」の概念が異なっているかもしれません。
「女性らしい強さ」もあるわけで…。
現代日本では、女性らしさの否定的側面ばかりが強調されているのかもしれないと
思いました。
レディーファーストの起源はアメリカのゴールドラッシュで、絶対数が少なかった女性を
丁寧に扱うことで、少しでも惹き付けようとしたのだ、と聞いたことがありますが、
どうなんでしょう？
女性らしさの概念が外国とは異なっているからですね。
昔から日本の女性らしさとは、良く言えば慎ましく謙虚、悪く言えば意見を述べることも許されない という感じでしたから、現代日本の女性は女性らしさというものに良さが見出だせず、女性らしさを否定する統計が出たのだと思います。
今でもそうですよね、男子継承とか女性の幹部昇進とか、そんな事で今も議論がなされてる国です。女性差別を女性らしさと履き違えている。だから女性らしさを否定したくなるのだと思います。
レディファーストとはまた別の話だと思いますよ。
レディファーストと聞くと男性からは女性が甘やかされたいだけみたいにとられがちですが、そういうわけじゃないのですよ。女性らしさの事でもそうですが、何でも極端な解釈や扱いをするから違うのです。
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