UAE(アラブ首長国連邦)の日本人学校、幼稚部(幼稚園)に入園したUAE国民の子…

UAE(アラブ首長国連邦)の日本人学校、幼稚部(幼稚園)に入園したUAE国民の子供、親についてです。

UAEの一般家庭ではメイドがいるのが普通で、その豊かさゆえの「メイドに依存した子育て」の課題が浮かび上がりました。

たとえば、おもちゃを使って遊んだ後、日本の幼稚園(家庭)では、保母や母親達が子供達に自分で片付けるよう躾ますが、UAEの家庭ではメイドが後片付けを全て行う為、子供が自分で片付けるという習慣が身についていません。
服を着替えるにしても、靴を履くにしても、家庭ではメイドが全てやってくれるので一人で出来ないのです。
まずはそういった家庭で身についていない生活習慣を学ばせるところから始めないとなりませんでした。

また、文化の違いでもあるのでしょうが、お昼の弁当にも問題があり、日本人は栄養バランスを考え、彩りを考えたりと、工夫を凝らした弁当を子供に持たせます。
ところがUAEではこのような日本人感覚の弁当が存在せず、食事の準備をする東南アジア出身のメイド達は当然「日本式弁当」など知らないので、childには食べきれないほどの大きさの弁当箱に白飯をぎっしりと詰め、鶏肉を載せただけの弁当や、フルーツだけを詰め込んだ弁当を持たせるわけです。
そうすると昼食時間に隣の日本人の子供の弁当を見て羨ましがり、「交換してくれ」とせがんだりしてくるのです。
日本人の子供達はUAEのメイドが作ったズサンな弁当はイヤですから、交換要求は迷惑です。
そこで幼稚園では、UAEの親に対し「弁当とはこういうものですよ」と写真を用いて説明したり、おにぎりや卵焼きの作り方など、講習会を開いて教えるのですが、最初のうちは親が関心を持って弁当を持たせるが、それも長続きせず、また元に戻ってしまうのです。

UAEの子供は、最初の頃は自分一人でご飯さえ満足に食べられませんでした。
家庭でメイドに食べさせてもらっているからです。
また、日本の母親であれば、子供の弁当の食べ残しを見て、体調などをチェックしたりもしますが、UAEの親やメイド達は子供の食べ残しなどは全く気にしません。

また、日本人であれば、子供が学校を欠席する際、電話で連絡するのが常識ですが、UAEの親は何の連絡もせず子供を休ませるのです。
日本人は学校を優先させる事を常識としますが、UAEの親は旅行など家族行事を優先させるんですよね。
こうした風習や生活習慣の違いに日本の教員達は根気よく指導し続け、UAEの親達も、少しずつではありますが、努力をして改善しつつあります。が、やはりまだ完璧ではありません。
そこでお聞きしたいのは、UAE人とはいえ日本人学校に入園したのだから、きちんと日本のしきたり風習を守るよう、これからも指導すべきだと思いますか？
それとも日本人学校の風紀が乱れても、多目に見るべきだと思いますか？

• 共感！0

• ウォッチリストに追加