現実に起こった事ではないんですけど、もしもの場合を考えたら気になって眠れなくなり…

警察と救急車、そして消防車はリンクしていて、いずれかに電話をすれば、状況に応じて他にも連絡を入れ、出動してくれます。
それで大体事故の場合は警察と救急車がセットで来ます。
両方電話しなくてもいいのです。

ですが、交通事故で負傷者がいる場合は、警察よりも救急車に電話することを、各地方自治体(だったけかな？)は強く推奨しています。
これは、少しでもタイムロスを減らし、少しでも早く人命救助ができるようにするためです。
警察に電話しても救急車は来ますが、警察から救急車に連絡を入れる数十秒〜数分は無駄になってしまうので。
その数十秒でさえ、人命救助の際は惜しいのです。

ちなみに、火事ではないのに救急車を呼んだら消防車が来た！というパターンもあります。
これは救急車の出動より、消防車の方がはるかに近い・すぐ現場に行けるというケースにおいて、消防車が先に出動し、救急車が到着するまで最低限の応急処置を、消防が行なってくれるのです。

なので、事故の場合、警察、救急車と、火が出ていないのにたまに消防車もいるときがありますよ。
(まぁ、火が出る可能性があるので消防車もいるというパターンもありますが)

• 共感0

ちなみに警察を呼んだら人命救助より事件を優先するというのは、少し語弊があります。

万一救急車より警察が先に到着した場合でも、負傷者の救助が最優先になります。
ですが、警察は救急車や消防のように、応急処置を訓練されていませんし(あっても講習を数回受けたことがあるレベル)、装備も揃っていないので、負傷者を安全な場所に移動し、出血していたら布などでの止血処理、心肺停止していたら心臓マッサージを施すぐらいしかできません。

ですがある程度負傷者が大丈夫と判断されれば、警察は交通整備に当たります。
(もしくは警察は車だったら大体2人が乗っているので、1人が応急処置、もう1人が交通整備に入ります)
これは、二次被害を防ぐために行います。
そしてある程度落ち着いた頃に、ようやく現場検証や事情聴取を行います。

逆に救急車が先に到着した場合は、救急隊員は交通整備はほとんどできません。
せいぜい、追突されないようにパイロンを救急車の後ろに置いたりする程度ですね。

個々の役割をきちんと全うしていますが、優先順位は

人命>二次被害防止>現場検証

であることは変わりません。

• 共感0

ごめんなさい…
もう１つ追記です！

救急車が先に到着しても、搬送されるまでの間に警察が来ないというのは現在はそうそうありません(あったらどれだけその管轄の警察は無能なんだという話ですが)

と、いうのも、救急車が到着し、負傷者の処置にあたる時間と、その負傷者を受け入れてくれる救急病棟への確認の連絡(電話)で、結局最低でも十数分時間がかかります。
(残念ながら受け入れ先がなかなか見つからなくて、時間がかかり、負傷者が死亡してしまうケースもまれにあります)

現在は救急病棟に一件一件電話して確認しているので、時間がそこでだいぶ取られてしまっていますが、将来的にはタブレットなどでのシステム導入で、空き病棟が一目で分かるようになるらしいです。
一部では試験導入をしているという話も聞いたことがあります。

• 共感0