小学校の6年生のクラス会に先日行って来ました。 私は20代の会社員です。 こ…

小学校の6年生のクラス会に先日行って来ました。
私は20代の会社員です。
このクラス会は始めての開催、実現して良かったですが葛藤も正直ありました。
6年生の頃のクラスというのは5/6年、つまり小学校生活最後のクラス変えのない顔ぶれで
2年間一緒の仲間ということです。このクラスには暴力を振るうある男子が居て、それはもう校内暴力という昔あったようなそういう感じで、他校の生徒とつるんでは悪さをし、教師のみならず私達のクラス仲間や、周囲の学年にまで影響を及ぼし、集会で話題にされるレベルの問題になりました。
この根源だった男子は6年生にしては体格もよく、見た目は中学3年とか高校生並みで成長多感なタイプでした。ボクシングの亀田選手、あぁいうタイプなんです。6年生になったばかりのある日、私は友人とキャッチボールを公園でしていたところ、この男子が3人組でやって来ました。今でも鮮明に覚えていますが、『そのグローブよこせ』。とっさに嫌がっても強引に盗られるのはわかっていたし、すぐに逃げるつもりで近くの自転車に向かいました。しかし、彼は私の服を掴み地べたに押し倒し、『おまえ、調子こくな、殴るぞ』と意味も無く凄んで来て、腹部を数発パンチと脇腹に蹴りを入れて来ました。痛みと共に顔が高揚した私に、もうひとりの友達が近くにいた通行人のおじさんに助けを求め、その場から離れさせてくれました。そして連休明け、この通行人の方は町内会の人で学校に連絡したらしく校長・担任含め全校集会でまた問題になりました。実はこの日、私は腹痛と脇腹の痛みで学校を欠席し、病院へ行きまして、アザを見た親と医師にもはっきり言われましたが、『これ、誰かにやられたの？』ということをです。これを知ったウチの両親がすぐに学校に電話し、校内でまさに問題視されてる休み中の暴力事件について、私が被害者であったと知れられたのです。私はバレなければ言わないつもりだったし、この男子の報復を恐れてました。でもあの腹痛は殴られたことによる腸への衝撃によるもので、戻してしまう程でしたから無理がありました。そして、この男子の親が、正確には父子家庭だったので父親と祖父母でしょうか、担任含め私の自宅に来て土下座して謝罪してきました。目の前で父親が彼を殴り、『人の痛みをわからないなら、これでわかれ』とひっぱたいて拳骨で頭を叩いていました。『警察沙汰にはしないでください、お願いします』。と父親が涙を浮かべ私の両親に懇願、その傍にいた、彼は表情が暗く辛そうな感じでした。それから卒業後、彼はどうなったのか全く知る由も無く。
それから月日が経ち、クラス会案内が届き、参加すると思いもよらない現実が待っていました。
暴力を振るった彼が参加していて、見違えるほど穏やかな大人に変貌を遂げていまして静岡県警の警察官になっていました。私に駆け寄る彼は、『本当にごめんなさい』。と何度も言って来ては謝罪の言葉を繰り返し、私も思わずうれしいのか泣いてしまいました。まさに和解のときです。
こういう風に、あれだけ悪さをしていた彼が公正を促し、社会の健全を図る職に就いている感動、担任も言ってましたが、『人は意思で変われる』。ということを証明したものでした。
こういう今回の私のクラス会、長々と書き込んでしまいましたが、本当によかったと思いませんか？

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