こんにちは。おつらいんですね……いいですよ。泣きたいだけ泣いてください。叫びたいのなら声が枯れるまで叫んだっていいです。悪いものは全て吐き出してから、改めて目線を下から前に向かってゆっくりと上げてみてください。

まず、最初に少しきつめのことを言わせてもらえるのなら、「生きている意味」なんてものを知っている人なんてこの世にいませんよ。そういうものは死んでから、あるいはごくまれに今わの際にふと悟る類のものであって、仙人でもなければそんなものはわかりません。仮に万人に共通する回答があるとするならば「生まれてきたから」ということしか私には言えません。

ただ、生まれてきた以上は生きていく「義務」と「責任」があります。生きていてつらいのなら、それ以上に楽しいことを見つければいいんです。ないのなら探してみましょう。前を向いてみて、今なにが見えていますか？　見慣れたいつものパソコンか、あるいはスマホですか？　単なる文字の羅列ですか？　違いますよね？　少なくとも、今これを読んでいるということはあなたは私とつながっているということです。「誰かとつながっている」ということは「あなたは一人ぼっちなんかじゃない」ということです。私はあなたの名前も顔も声も知りませんし、あなたも私の名前も顔も声も知りませんよね？　それでもつながっているんです、とてもとても細い見えない糸で。この糸は、あなたにも私にも見えませんが、あなたと私がこの世界にいる限り切れることは絶対にありません。そして、もしもこの糸が切れてしまったら私はとても悲しいです。少し詩的な言い回しになってしまったかもしれませんが、こういったものの積み重ねが、生きていく「義務」と「責任」であり、「生きている意味」なんじゃないかな、って私は思いますよ？

あなたになにがあったのかを私は知りません。もしかしたら私なんかが想像もできないような絶望に打ちひしがれているのかもしれません。それでも、今泣いているあなたが、あなたです。「誰か」ではなく「あなた」の見える世界が、ほんの少しでも、ほんの少しずつでも色鮮やかになっていくよう、私は遠い空の下でお祈りしておりますよ♪