いつも通りの髪型のほうがうまくいくと思います。

写真写りはね、練習が必要なの。
生まれながらにして写真写りがいい人ってまずいない。そういう人は無意識に写真に適した一番いい表情を作るのがうまいだけ。

私も若いころ鏡を見たりデジカメで自分を撮影したりして練習しました。
角度、口角の上げ具合、口を閉じたほうがいいのか少し開いた方がかんじがいいのか。
あごを引く角度も研究しました。不自然になりすぎない程度にあごを引いて小顔に写るためです。
私の場合、特に苦心したのが目の表情。
それまでは、カメラを見て「にっこりしなきゃ！」とポーズをとると目が笑い過ぎで細くなり過ぎて上手く写ることができていませんでした（こういう分析も大事）。
かと言って、全く笑わないで写るとそれはそれで感じが悪い。怒ってるみたいになってしまって。
だから眼を大きく見せるためにはどのくらい目を見開いて、どのくらい目で笑えばいいのかは本当によく練習しましたよ。
実際に写真を撮られるときって鏡で自分の今の表情を確認することができないでしょう？
だから顔の筋肉をこれぐらい、という風に表情の形というか表情そのものを自分で記憶するぐらい同じ表情を繰り返しました。
カメラを向けられたら一瞬でその表情が出来るように。

練習する前に女優さんやモデルさん（自分の好きな人でいいので）の写真をよく見てみるといいですよ。
カメラ目線の写真で、一見にっこり微笑んでいるように見えてもよく見ると目は心から笑っていないことが多いですよね？
あれは自分が一番きれいに見える表情をカメラの前で意識して作り出しているからだと思います。
それでも出来上がりの表情はとても自然な笑顔に見えますよね（プロだなって思います）。
そんな風に自分が一番よく見える表情って必ず自分なりのポイントがあると思います。
「自分が一番よく見える一瞬の表情を顔の筋肉で覚えてしまう。」
そんな感じだと思います。

髪型を変えるよりも、是非この機会に鏡を見てよく練習してください。
自分なりの「一番いい表情」を一度身に着けると本当に一生役に立ちますよ。