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天皇の存在意義ってなんですか? 天皇が日本国、国民の象徴ということは分かっ…
天皇の存在意義ってなんですか?
天皇が日本国、国民の象徴ということは分かっています。
分かっていますが、その存在って現代には必要なんですか?
天皇という存在が現代に必要不可欠なほど大事なものなんですか?
特に批判をしている訳ではなく、本当にただただ純粋な疑問です。
天皇は本当に必要なのか、必要ならばなぜ必要な存在なのか理由も含めて答えていただけると嬉しいです。
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私は別に、天皇制度について否定も肯定もしていないけれど、「居なければいい」とは思っていない。
うまくは言えないけれど、天皇制度って日本人のアイデンティティの一つのような気がするのよね。私は。
中高でさ、「古事記」って習った事あるわよね?日本最古の書物。
あれに書かれている事って、いわゆる「日本神話」なのよ。
昔の人って、何で人間が存在するのか分からなかったし、進化論なんて知る由もないから、「神」っていう架空の存在を想像し、そこに物語を載せた。
キリスト教のアダムとイブとかね。
日本神話はギリシャ神話みたいに、色々な神様が居るっていう世界観なの。
優秀な神様もいるし、ダメダメな神様もいる。
どんな神様がどんな風に日本列島を作ったのか。
どんな神様が、天皇陛下の先祖なのか。
全部繋がるようにできているのよ。
(ちなみに神様から人間になった理由は、ある神様の大きなミスね)
もちろん本当に天皇陛下が神様の子孫だとは私は思っていない。
けど、未だに天皇陛下代替えの時は、古事記に出てきた勾玉や剣や鏡を受け継いでいるっていうのが分かると、そこに歴史的ロマンを感じるのよ。
だから、天皇制度が無くなるのは寂しいと思う。
天皇陛下が居なくなると日本人がなくなる。
どの国のどんな外国人が入って来ても、日本の国籍さえ取れば日本人ということになってしまう。
いやそりゃそうだけど、日本人というアイデンティティーがなくなって、肌の色も文化も思想もこの地で繁栄して来た歴史も何もかもど返しで、国籍のみの判別になってしまい、日本の文化が消滅する。
あちこちの村で外国人が入って来たら、外国の文化を広めても日本国籍さえ持っていれば、それが日本の文化って言われ兼ねない状態になる。
それって大和民族がいなくなるってこと。
つまり侵略されるってこと。
伝統文化も風習も考え方も生き方も生活様式も破壊される。
天皇制度が何故現代も続いているのか。
分岐点はもちろん第二次世界大戦の敗戦ですよね。そこから現人神であった天皇は人とされ、日本の象徴とされた。昭和、平成、令和の今に至るまで、天皇、そして皇室は日本国民にとって特別の存在であったと思います。若い方にはピンとこないでしょうが。何方か書いてるように外交面では多大な貢献をされ、また存在自体が国民にとっては、その一挙手一投足が関心の対象であり喜びに繋がる存在。
歴史的には日本国に元々あった制度が絶たれることなく今も続いているという風にしか思っていませんが、天皇、そして皇族となるべくして生まれた方々は、やはり国民とは違うと感じます。だからこそ、今の眞子様と小室さん問題については、ずっと国民の関心事として、多くの人が真剣に心配したり、憤ったりしているのではないでしょうか。税金15,000万円が、というより、清い存在として認めてきた方々を汚されたような不快感を、国民は感じているのではないかと思います。個人的にも、反対とまでは言えないけど、できればこの結婚、眞子のためにも、皇室のためにも、取り止めて貰いたいというのが偽らざる思いです。
話を戻しますが、もし天皇制度を廃止するとなったら、憲法から改正しなきゃならないし、えらいことですよね。廃止する必要性の方がない、ということにならないでしょうか?仮に改正案が通ったとしても、反対数の方が圧倒的に多いように思います。
中年以上の人たちにとっては、やはり天皇という存在は、日本国と切り離しては考えられない特別の方、ということになると思いますから。
天皇にのみ有する、権力者への任命権に、天皇の存在意義があるのでは。幕府の将軍も、総理大臣も、天皇が指名に基づいて任命するから、民意に魂が宿るのではないですか。天皇が居なかったら…、「俺が権力のトップだ」「いや、俺が権力のトップだ」と、権力が乱立して大混乱になります。絶対的権威のある天皇が権力を認める(任命)することで、一律の縦社会が生成され、社会秩序が成り立ってるのではないですかね。
どんなことに価値を見るかの問題でしょうかね。
人って長い年月をかけて築き上げてきたものに対して価値というか尊敬というか畏怖というか権威というか、そういう感情を持ちやすいものなんだと思います。
例を挙げるなら、何十年と継ぎ足しで受け継がれた秘伝のタレ、創業何十年の老舗、壺とかの焼き物、ルイビトンなんかの海外ブラントなんかもそうでしょうか。長い時間、その歴史に価値を見出す。
いろんな価値の基準はありますが「時間」だけはどうしようもできないものです。百年の価値を見出すには同じく百年かけなけれならない。
今、百年の価値のあるものと同等のものを作るには百年かけなければならず、その頃には百年のものは二百年の価値のあるものになり、永遠に追いつかないのです。「時間」による価値は絶対的なものがあります。
もう一つ「時間」と同じくらい絶対的な「価値」があります。それが「血統・血筋」です。
サラブレッド、血統書、こういうものに価値を持つ人たちも多くいます。
この二つは一度壊してしまったらそこで終わってしまうもろさがあり、維持するとこは至難の業であり、続けば続くほどそれは「奇跡」の積み重ねです。
現在進行形で「時間」「血統」この二つの価値で世界一なのが日本の天皇家です。
どうして日本で天皇家のような「制度」が根付いたのか。長い歴史の中で天皇やそばに仕える公家は武力を持っていませんでした。武士の世になり歴代の有力者は天皇家を潰して己が王になることが簡単にできたはず。天皇の住まう京の御所には高い塀も堀もありません。簡単に攻められます。でもそうしなかった。天皇の権威を利用したほうが天下統一は簡単だったという考えもありますが、それ以上に日本人はどんなに力があっても天皇家の持つ時間的血統的価値に畏怖の念を持っていたからではないでしょうか。
そしてもう一つ重要なことがこの「時間」と「血統」の価値は、全世界共通でありどの国でも作ることができる価値であるということ。やろうと思えばできます、でも老舗レベルならともかく国レベルのこの2つの価値の創造は、権力争いが絶えない世界でははっきり言って不可能なことも世界は知っています。だから日本の天皇家は「世界の奇跡」なんです。
二千年以上続く日本の天皇家。私は日本人で本当に良かったと思っています。
たくさんのレスありがとうございます
自分の都合上まとめて返信します。
すみません
全てのレスを見て、天皇という存在に対して色々な見方があるのだなと思いました。
伝統や文化、それに対しての価値観などすごく勉強になりました。
薄っぺらい感想になってしまって申し訳ありません。
このようなスレに意見をくださり本当にありがとうございました。
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