離婚して片親になった子供（仮名まさこ）にいろいろお世話をしてあげたり話を聞いてあげてたのですがあほらしくなりました。 もうこの子とは絶縁かなあと まさこは小

マサコさんにとって母親は、おそらくたったひとりの身内でしよ？
親戚がいたとしても、それほど親身になってくれるような関係性でもなさそうだし。

主さんにしては腹立たしいのかもしれないが、マサコさんにとっては毒親であろうが何であろうが、この世界でたったひとりのお母さんに変わりないし、いくら悪口を言っていたとしても、本音を言えばそりゃ仲良くしたいよ。


毒親だろうと年月が経てば少しは丸くなることもある。
離婚したての頃はストレスだらけで、新たらしい生活にも慣れなければいけないし、子供を育てていけるかも分からない。大人だろうが親だろうが、どこにでもいる普通の人間には変わりなく、離婚を決めたからといって何でも責任を負えるわけじゃない。
不安もあったろうし、誰にも言えない苦労もあったはず。
そのストレスをマサコさんにぶつけてしまったこともあると思う。

たとえ未だに毒親っぷりが変わらなくても、昔に比べてお母さんと会話できるようになって、ようやく親子のような関係性を築くことが出来るなら、それはマサコさんにとって凄く良いことだと思う。


主さんがその間支えてあげたことは、主さん自身が思ってるより大きなことだよ。
でもそれをマサコさんが理解できるようになるまでには時間がかかる。

それはずっと先の話で、たとえば将来マサコさんが結婚して、いろんなことに悩んで、相談できる人が周りにいなくなった時に、主さんとの日々を思い出して、あの時はありがたかったなと感謝できるようになる。

それまで人間ってありがたみは分からない生き物なんだよ。

たとえば主さんも、今お母さんがいるのは当たり前で、身の回りのことをしてくれても、ありがとうなんて言わないよね。

いつか主さんが結婚して、お母さんがやってたことを主さんが全部やらなければいけなくなった時にようやく、お母さんの苦労が身に染みて理解できるようになる。
そのとき初めて、あの頃はお母さんがいてくれて本当に幸せだったんだと感謝する。
それと同じようなもので、マサコさんも、友達に恵まれていたことに今は気づけないんだと思う。

これは人間みなそうで、無くならないとありがたみに気づけない。

でも主さんの気が収まらないなら友達をやめるのも自由、それは好きにするといい。それも人生だし、それも人間関係だし。
どういう決断をしようと誰も、何も悪くないから。