初めに冷やかしは止めて下さい 私は44になる独身男です 幼少の頃から周りから容姿を褒められ育ち 中学の頃には下校時間に他所の中学の女性が校門で待っていたり

気持ちは判る。これ結構難しいパターンだよね…
私も似た様な所あった。そして私の知人に主さんそのままのタイプがいた。
私はイケメンでもなんでもなくブサメンだけど全くモテなくもなかったので女性を開かせる為にかなり自分で努力してきた方だった。
ある程度遊び慣れてくると“え？こんなに簡単に開くの？”と思えてきてしまう。
女好きで遊びには貧欲で手当たり次第に遊んでるとホント女も結婚してようが彼氏いようがほぼ関係ないと思えるほどなんとかなるのでね。
女というものがすごく即物的で浅はかに思えとても信用できない信じられないものになってくる。

知人の方はまるで主にそっくりだった。まるでそっくり。紳士でとても優しい。そう見えそう振る舞う。すごくイケメンでほっといても女が寄ってくる。好き嫌いなくイケメンに思ってもらえる正統派イケメン。彼も外国人にもよくモテてた。
そしてその彼も、主と同じに女は好きなのに女への不信感の塊になってたよ。筋金入りに。
だって彼の方は私とは違っていい女の方から寄ってくるからね。人妻であろうが彼氏持ちだろうが。
彼は誰かと付き合いが進んでも最後の最後には不信が出てきてしまう様になってた。

彼は主さんよりもずっと若い頃から知りあいで今主さんよりももっと年上だけどね。
結局結婚できずにいて今は外国に住んでその国の若い子を彼女にしてるよ。たぶん結婚は出来ない。出来ても日本人ではなくアジアの途上国の子だろうね、まあ形だけだわ。彼はその“女というものを信じない”そんな場所に自ら居続けてるから。

彼は「女は２５までだ」とよく言ってた。それは外見の事だとばかり思ってたけど実はそうじゃなくて中身の話だと気づいたのは一緒に会社を立ち上げたずっと後になってからだ。
彼は傷つきたくないんだよ。傷つかなくてもいい選択が向こうからやってくるので、だから傷つくかもしれないものにもう手を伸ばせなくなったんだよ。遠い過去に傷ついた事もあって。いつの間にかできたプライドが邪魔をするんだよ。

主さんへのアドバイスがあるとすれば…知らぬ間に出来てるはずのプライドは捨てろという事と、“業”を持つ人間というものにある悲哀に目を向けろという事、そして踏み込む事を恐れずそれに触れる事を恐れるな…位。
汚く見えるものの中にこそホントに綺麗なものがあったりするから。
私はなんとか良い妻を得れたよ。