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なんで対向車とすれ違えられない道を一通にしないんでしょうか? 交通量もそこそこ…
なんで対向車とすれ違えられない道を一通にしないんでしょうか?
交通量もそこそこにあってすれ違えられなくて渋滞。事故。
みんながみんな軽自動車じゃないのに。
仕舞いにはトラックが来て暴言吐いてたり。
すれ違えられない道は作らないでほしいです!
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一方通行にするには、並行して通る道が併せてもう1本存在することが必要不可欠です。
それがないところは、一方通行にはできないのが現実です。
元々日本には自動車以前に馬車の文化がなく、交通手段と言えば、歩行者、馬、駕篭、大八車ぐらいしかなかったわけです。
せいぜい横幅が1mにも満たないものばかりです。
江戸時代以前から我が国の道路は「これらの通行に差し支えがなければ構わない」ということを前提の上に、国土の開発がなされてきたのです。
馬車の普及もないままに、いきなり急速に自動車が普及したのは戦後になってからです。
戦後に新たに作られた道路は、初めから自動車の存在を前提に作られています。
しかし戦前や江戸時代以前に作られた道路も、相当数残っているのが日本の国土の現状です。
主要な街道などは積極的に用地買収を行い、自動車の存在、通行を前提の上に道路の建設を推し進めてきました。
しかし一歩裏路地に入れば、そこには戦前や江戸時代以前に作られた道路が群雄割拠しているのです。
これらの路地は「多少無理をすれば、辛うじて自動車が通って通れないことはない」程度の道幅を無理やり与えています。
これらの路地にセットバック(その路地に面した土地所有者が、その土地に新たに建物を建設する際には敷地の一部を道路に供しなければならない)が義務付けられたのも、昭和の終わりから平成初期にかけてです。
こうした路地に面した私有地にはセットバック施行以前に建てられた建物も相当数残っており、こうした路地はところどころ道幅が狭くなったり広くなっています。
一方、現在の国産車の多くは欧米市場での販売を優先することから、拡幅化の一途を辿っています。
昭和30年代の我が国のモータリーゼーション創世記、コロナ(プレミオの前身)、ブルーバード(シルフィの前身)、スカイラインなどの国産車は現在の軽自動車ぐらいの車幅だったのです。
それらがモデルチェンジ毎に大型化する中、そのエアポケットにカローラやサニーが新たに投入されたのです。
そしてそのカローラやサニーも、モデルチェンジ毎に大型化してきたのです。
こうした歴史的背景から、我が国の道路は、主要な幹線道路から一歩裏路地に入れば、現在の軽自動車程度の車幅の車にしか対応できていない道路が無数にあるのが実情なのです。
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