つらい

私の父母は8年ほど前からずっと仲が非常に悪く、喧嘩続きで、離婚裁判に発展したことも何度かあります。
その原因は簡単に言うと二人とも馬鹿だからです。

父は極度の理想主義者で他人への理解が無く自我の強い人で、私が中学一年の頃、とある出来事で私に失望し、それが離婚騒動に発展しました。離婚騒動はなんとか鎮圧しましたが、その後父も私も口を聞かなくなりました。
母の方も偏見が強く、的確なアドバイスをほとんど教えてくれませんでした。
結局、中高時代から今まで、親からの資金援助以外はほぼ一人でやり通しました。悩みなども全て自己解決に努めました。これから話すことですが、私は中高の頃、性格上あまり他人から認められる人間ではなく、悩みを打ち明けられるような友人はいませんでした。

私は有名中高一貫校に通っていましたが、父母から人間としての正しいあり方を教わること無く育っていたため、中学生の頃は周りとの隔たりに毎日苦悩し、他人に嫌われる自分の性格を治すのに必死でした。
高校生になると性格はだいぶ改善されましたが、急に勉強がはかどらなくなってしまいました。なぜか勉強する気力が激減したのです。これには私自身の問題もあるでしょうしずっと改善を目指していますが一向に治りません。鬱病クリニックにも通ったのですが改善の催しは見られませんでした。

それでもなんとか今は東京大学に合格し、通っています。
しかし周りの人たちは学力以外にも様々な魅力を持っていて、勉強だけにずっと苦悩していた私には存在価値が見い出せなく、辛い日々を送っています。
そして去年、父が突然別居し、再度離婚したいと言い出しました。
母は父との喧嘩がこたえたのか、鬱病になり体も弱っています。
また、母は子離れができないようで一生私の近くに居たいと言います。
このままだと離婚して、私と母の二人になり、いつかは私の人生の一部を母の介護に費やさなければなりません。
私は周りの人たちと比べて生きる価値があまり無いことを知っていますし、長く生きるつもりはありません。しかし残りの人生までもこんな家庭に振り回されて生きるのは嫌です。これは小さき人間に過ぎない私が突き通したい唯一のワガママです。

今はなんとか仲を取り直そうと、長年話をしていなかった父と話し合いをしています。しかし彼は今でも、屁理屈で自己正当化を繰り返し、都合の悪いことは考えるのをやめ、自分の理屈に反するような記憶は消去・変異させるような馬鹿の典型例とも言うべき人でした。私はこれからも彼と話し合ってなんとかしていきたいと思っておりますが、馬鹿と話し合うのは想像以上に疲れますし、また重い悩みが増えて精神的に限界が近いです。

もっと早くから父母のことを私が変えていくべきだったのかもしれません。馬鹿のことなど気にするだけ無駄と思っていた私が馬鹿だったのでしょう。
私の知人は東大の中でも優秀な方が多く、科学研究への高い志しを持って努力している人ばかりなので、とても自分の悩むを打ち明けて苦悩させ、彼らの道を阻むことなどできません。

私など勉強も中途半端で性格も地味で尊敬されるような人ではない上、家庭に人生を振り回され、為す術もありません。40歳前後で自ら命を絶つつもりでしたが、今でも遅くないのかもしれません。

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