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もうすぐ爺さんの命日。 俺の爺さんの戦争中の話しを思い出す。 (長いです。)…

回答3 + お礼0 HIT数 726 あ+ あ-

匿名さん
19/05/25 23:00(更新日時)

もうすぐ爺さんの命日。
俺の爺さんの戦争中の話しを思い出す。
(長いです。)

爺さんは飛行機の整備士だった。
大勢の子分を引き連れたとんでもない不良で、気に入らない上官を殴り飛ばす事もあったらしい。
捕まってボコボコにされて独房に1週間入れられ、独房から出された瞬間にその上官を更に殴り飛ばしたというほど。

基地に敵の飛行機が爆撃に来て、皆んなが大砲で撃ち返してるのに、爺さんは「どうせ当たらん」
(大砲の弾が届く以上の高さで敵の飛行機は飛んでる)
それで爺さんは、滑走路の真ん中で大の字になって寝てたらしい。
「どうせ死ぬなら俺を殺す奴を見て死ぬ!」
上官はそんな爺さんを、もはや見て見ぬフリ…。

ある日、近くの海に日本の艦隊が停泊してると聞いて、爺さんは子分達を引き連れて基地をこっそり抜け出して見に行く。
そこで、とてつもない山の様にデカい戦艦がいるのを見る。
「長門でも陸奥でもない!ありゃ何だ!?」
(長門・陸奥は当時、日本最大とされてた戦艦)
「長門よりデカい!あんな化け物が日本にあったとは…、こりゃ日本は勝ったな!」
(当時、秘匿とされていた戦艦大和だった)

戦争も激しくなり、爺さんのいる飛行場に最新の爆撃機・彗星が配備されるとの報告が。
喜んで待つ爺さんとその子分達。
1機、2機、3機…。次々に来る。
浮かれている爺さんだったが、それ以降は待てども待てどもやって来ない。
「それまで!撤収!」の上官命令。
たったの3機…?
敵は毎日何百機と来るのに…。
「こりゃダメだ。日本は負けたな…。」
爺さんが日本の敗戦を確信した瞬間だった。

そんな爺さんが亡くなった時、参列者には当時爺さんの子分だった戦友の方々がたくさん来て下さった。
戦友の方から爺さんの話しを聞いて、爺さんが語った話しは全て本当だった。
というか、もっと激しいハンパない不良…。

唯一、爺さんが語らなかった事があった。
初めて戦友の方々から聞いた。

特攻機で出撃する若い連中を死なせない為に、整備士の爺さんはワザと故障する為の細工をした。
飛行機が飛び立とうとするとオイルが飛び散って、離陸出来ない様に。
爺さんは若い命を助けたつもりだった。
しかし、覚悟を決めて特攻機に乗った者が死ねなかった無念は相当なもので、死ぬ事よりも辛い苦痛を与えてしまったこと…。
中には首を吊って死のうとした者もいたこと…。
爺さんは正しい事が何なのか、命とは何なのか、相当苦しんだらしい。

「あの時代、狂っていた。人の命の価値が家畜と同じだった。」
戦友の方からそう語って頂いた。

「私達は○○さん(爺さん)がいたから生き延びられた。勝てもしない無謀な戦いを本気でしてたらみんなラバウル(外国の戦地)の土になっていた」
そう語る皆さんの笑顔が爺さんの救いに思えた。

最後に、爺さんが死ぬ前に残した戦友の方々へのメッセージを渡した。
こう書いてある。
「オレは先にバカども(戦死した子分達)のところへ行く。楽しみでしょうがない。」
これだけ…。
たったこれだけだった。

「○○さんらしいなぁ…。」
皆んな笑った。
泣きながら笑ってた。
俺も流石にもらい泣きしてしまった。

アレから何年も経って、戦友の皆さんも亡くなった。
でもあのメッセージのお陰で、何だか晴れやかな気分にすらなる。
爺さん、アンタすげーよ…。

No.2854654 19/05/25 22:45(悩み投稿日時)

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No.1 19/05/25 22:54
通行人1 ( ♀ )

武勇伝ですね。

私の父親は大正5年生まれで、
もちろん戦争体験もしたが、
なんせ、怖くて何も聞けない父親だった
年頃になってからは父親を拒絶してたから、死んでから、もっと色んな話を聞けば良かったと後悔したよ。

昔の話を聞けた主さんはラッキーですね。

No.2 19/05/25 22:58
匿名さん2 

ほんと、爺さんは偉大だわ

戦争に正義などありません

どうして昭和天皇は東條に全ての責任を押し付けたのか

嫌レイシスト右翼どもにも読み聞かせたいくらいだわ

No.3 19/05/25 23:00
匿名さん3 ( ♂ )

国盗り合戦だけの戦争に何の価値もない...国による無策の命令により尊い命を爆弾に変えて散り行く身体
戦争という目的の為に母から産まれた幼い命は成長を見る事も無く国の爆弾に変わり果て散る

無策な指導者は英雄気取りで名誉の死となり名を残す

哀れな時代があった事を後悔する

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