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女子A「ねぇ、妙子さん。昌子さんて貞子みたいな髪型して、顔がほとんど見えないでし…

回答2 + お礼2 HIT数 495 あ+ あ-

お姉さん
21/05/10 13:48(更新日時)

女子A「ねぇ、妙子さん。昌子さんて貞子みたいな髪型して、顔がほとんど見えないでしょ。あれ、何でか知ってる?」

妙子「さぁ、分からないわ」

女子A「どうやら大きなほくろとイボがあるみたいなの。それを隠すためらしいのよ」

妙子「まさか、そんな」

女子B「さぁ、いつまでも喋っていないで、早くお掃除しましょう」

女子A「昌子さん、お水汲んできてちょうだい」

昌子「・・・」

女子A「早く汲んで来てよ!貴女の番なのよ!?」

妙子「いいわ、私が行くわ」

女子A「まぁ、妙子さん、何も貴女が行かなくてもいいのよ。昌子さんの番なんだから」

妙子「じゃあ一緒に行ってくるわ。それならいいでしょ?さぁ、昌子さん、行きましょう」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

下校時間

「さよならー」

「また明日ね」

昌子と妙子、並んで歩いている。

昌子「お前、さっき、掃除の時、何を喋っていたの」

妙子「何も喋っていないわ」

昌子「嘘付くんじゃないよ!私の事を喋っていただろう!」

妙子「そんな!喋ってないわ!」

昌子「まだしらをきる気!?私の悪口を言って笑ってたくせに!」

妙子「悪口なんて言ってないわ」

昌子「ふん、しらばっくれて。今に見てなさいよ」

昌子、妙子を置いて走り出す。

妙子「あ、昌子さん!」

昌子さんはどうしてあんなにひねくれているのかしら。きっと僻んでいるんだわ。
昌子さんはそれからも私に意地悪をしたけど、私は何とも思わなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

祖母「あら?昌子、妙子さんは?一緒じゃなかったの?」

昌子「知らないね。居残りでもさせられてるんじゃないの」

祖母「居残り?まさか。妙子さんがそんな事させられるわけがないよ。お前、まさか虐めたりしてないだろうね?」

昌子「虐め?そんな事するわけないじゃないさ。孫に非ぬ疑いをかけて、他人の心配をするなんて、最低だね。イ〜だっ!」

昌子、祖母に舌を出し、自室へ掛けて行く。

祖母「まぁ!なんて可愛気の無い子なんだろ。全くどうしようもない」

暫くして妙子、帰宅する。

妙子「お婆さん、ただいま。遅くなりました」

祖母「妙子。心配したよ。どうしたんだい?昌子に虐められでもしたのかい?」

妙子「いいえ。虐められてなどいません。ちょっと寄り道してたんです。気にしないでちょうだい」

祖母「そうかい?それならいいけどね。もうすぐ夕飯だからね」

妙子「はい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コンコン。妙子、昌子の部屋のドアをノックする。

昌子「お入り」

妙子「昌子さん、私、どうしても納得できないのよ」

昌子「何が」

妙子「さっきの事よ。私が貴女の悪口を言っていたのではないかという疑い」

昌子「本当の事じゃないか。何をとぼけてるんだ」

妙子「私は本当に悪口など言っていないわ」

昌子「信じられないね。あたしのほうをチラチラ見ながらA子と話してたじゃないか!」

妙子「確かにA子さんと話していたわ。でも私は昌子さんの悪口なんて言っていないわ」

昌子「あたしは見たんだ。A子のヤツがあんたに耳打ちしてるのを。あたしのほうを見ながらニヤニヤして。あれは絶対にあたしの悪口を言っていたに違いない。何て言ってた!?」

No.3286337 21/05/07 12:36(悩み投稿日時)

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No.1 21/05/07 12:38
お礼

妙子「それは・・・」

昌子「何よ!?はっきり言いなよ!」

妙子「実はA子さん、昌子さんが大きなほくろと、イボを隠す為に、髪を長く伸ばして、顔を隠してるって」

昌子「A子のヤツがそんな事を!?」

妙子「ええ」

昌子「何でA子があたしの秘密を知っているんだ!やっぱりお前がバラしたんじゃないか!」

妙子「あたしはバラしたりなんかしていないわ」

昌子「嘘付くな!」

昌子、怒りを抑え切れず、妙子に掴みかかる。

妙子「キャー!やめて」

昌子、妙子の腕を掴み、壁に押し付ける。
妙子の悲鳴を聞き付けた祖母が部屋に駆けてくる。

祖母「どうしたんだい!今の悲鳴は何なの!?」

昌子「何でもないわよ!二人とも出て行って!早く!」

祖母と妙子を強引に部屋から追い出す昌子。

祖母「いたっ!昌子!全く乱暴な子だねぇ。何て事をするんだ。妙子、大丈夫かい?」

妙子「はい、何とか」

祖母「まぁ、怪我してるじゃないか。血が出てるよ」

妙子「大丈夫です」

祖母「ダメよ、手当をしないと。それにしてもあの子は何て子なんだろうね。こんな怪我をさせるほど激情するなんてさ」

妙子「精神が病んでるんじゃないでしょうか」

祖母「何だって!?」

その時、昌子がへから出てくる。

妙子「あっ」

昌子「お前、今何て言ったんだ。あたしの精神が病んでるですって!?」

妙子「いえ、それは・・・」

昌子「どういうつもりなんだ!」

祖母「昌子!おやめ!」

昌子「うるさいっ!」

昌子、妙子に掴みかかる。

妙子「キャーッ!」

祖母「昌子!おやめったら!何て事をするの!」

祖母が昌子を止めるも、昌子は妙子の腕を強く握り締め、離さない。

妙子「昌子さん!痛いわ!お願い!やめてちょうだい!」

祖母「昌子!やめなさい!」

昌子「おばあちゃんまで妙子を庇うなんて!どうしてみんなで寄ってたかってあたしばかりを悪者にするんだ!みんな嫌い!」

そう言うと昌子は自室に戻って行った。

妙子と祖母は疲れ切っていた。



No.2 21/05/07 12:40
匿名さん2 ( ♀ )

終わり?

No.3 21/05/07 12:48
匿名さん3 

妙子と昌子は双子の姉妹なの?

No.4 21/05/10 13:48
お礼

祖母「全く昌子ったら。何がそんなに面白くないんだろうね、あの子は」

妙子「きっと性格が悪いんですわ、おばあさま」

バッ!
昌子がドアを開け、出てくる。

祖母「昌子!な、なんだい!?」

昌子「お前、またあたしの悪口を言ったね」

妙子「言ってないわ!」

昌子「うそつくんじゃないよ!今言っただろう!あたしの性格が悪いって!このやろう」

妙子「キャー」

祖母「昌子!おやめ!」

昌子「うるさい!今度という今度は許さないよ!」

妙子「昌子さん!やめて!痛いわ!」

祖母「昌子!おやめったら!手を離すんだ!」

昌子「なんだいなんだい!二人してグルになって!あたし一人を悪者にして!」

祖母「それは違うよ。お前が嫌なことばかりするから、みんなに嫌われるんではないか!」

妙子「そうよ!昌子さん、貴女は言い加減にしたらいいんだわ!」

昌子「お黙り!ふんっ!今に見てなさいよ?絶対にこのままじゃ済まないからね」

そう言うと昌子は部屋に入っていった。















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