私の欲望は満たされぬまま月日は過ぎ去っていった。愛した人々はどこか遠くへ消えてし…

私の欲望は満たされぬまま月日は過ぎ去っていった。愛した人々はどこか遠くへ消えてしまった。私はいつでも愛と歓喜を渇望していてそれを全力で追いかけてきたのに。だけどそれを世界は与えてくれなかった。なにもかも思い通りにならない人生、苦しみ悲しみ悶えることの多さよ。
それを知っていれば誰も産まれてこようとしないはず。けれど私は産まれてきてしまった。産まれてさえ来なければと心から思います。過ぎたことを思い出すのは辛いです。楽しかったことを思い出しても、その時は二度と帰ってきません。辛かったときのことを思い出せば、胸は締め付けられます。恋人も一人もできなかった。愛する人とは引き離された。
そして何よりの生まれつきのハンデの多さ。神様がいらっしゃるのなら、本当に残酷な方ね。
たまに夢を見ます。自分が死んで、いつか苦しみや悲しみが報われる時があるのかと。この世ではバッドエンドだとしても、せめてあの世ではハッピーエンドであって欲しい。
私じゃない誰かではなくて、私に歓楽を体験させて欲しい。私が長い間祈り続けていた願いを叶えて欲しい。二度と苦しむことなく、死ぬことなく。
生きていくにはあまりにも荷が重すぎる。もう
疲れた

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