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日本人の平等意識
お姉さん
14/12/23 18:33(最終更新日時)
日本人は妙な平等思考があり、激しい競争を嫌う傾向があります。
アジア諸国で似たような考えをする国は他に無く、かろうじて北欧が似ているくらいで、世界的には珍しい考え方だと思います。
第二次世界大戦前は日本もかなりの格差社会であり、生まれた家が全てだった…と言っても過言ではありませんでした。
華族と言う代々のお殿様、お公家、成り上がり貴族、という特権階級が存在し、名主、地主、水呑み百姓とガチガチに身分が決まっていたからです。
戦後、GHQ主導の財閥解体、農地解放によって身分制度が無くなり、その後の高度成長により誰にでもチャンスがある時代になって行きます。
つまり、チャンスさえ掴めば、誰でものし上がる事が出来る時代(高度経済成長)が長く続い為、日本人は生まれながらの身分差が存在する事を忘れてしまったといえるでしょう。
そして、「一億総中流」という幻想を信じ込むようになります。
戦前は旧制高校、帝大はアッパーミドルの男子用に存在し、庶民はずば抜けた学力、強運を持つ人間のみが篤志家の奨学金で進学できる特権的学校でした。
教科書に載っている戦前を生きた有名人はほぼ全員が東大、京大を出ていますが、これは彼らがずば抜けた学力を持っていたから東大、京大を出て有名になったのでしょうか?
高等教育のシステムが、ある程度裕福な家に生まれていれば、よほどのバカでない限りは旧制高校に入学出来るし、旧制高校を卒業すればほぼ無条件で東大、京大、どちらかに進学が可能だったからです。
他の帝大の定員は比べ物にならないくらい少なかったので、特殊な目的が無い限り、東大・京大に進学した訳です。
戦後、このシステムは変更され、多くの私立専門学校が大学昇格をして、大学のインフレが始まります。
団塊が大学受験をする前は、早慶なんてバカボンしか行かない学校でしたが、立地条件と歴史の長さから難関大学になりますし、上智にいたってはキリスト教信者なら誰でも入れるFランでした。
この【高等教育】の一般化が誰にでもチャンスがあるという勘違いに繋がったといえるでしょう。
Fラン文系でも学士には違いなく、「自分だって大学を出ているんだからホワイトカラーになれる!」と思い込めたし、実際になれました。
ちなみに古いものを大事にするイギリスでは、旧制高校に当たるアッパーミドル子弟の学校であるパブリックスクールが残っているし、戦前の日本の東大・京大それ例外、という形がオックスブリッジそれ以外、という形で未だにはっきりと残っています。
さすがに若い世代はともかく、おじさんくらいだと、オックスブリッジ以外は大学ではないっていう人もいます。
だからこそイギリスは階級社会で、平等意識が無いんでしょう。
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