死刑にすべきではなかった…？

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学生さん
15/05/28 01:18(最終更新日時)

ある番組で、死刑制度についての議論があり、その中で、2001年に大阪の小学校で発生した【小学生無差別殺傷事件】の犯人(以降T)について、フェミニストの田嶋陽子が、「死刑に処すべきではなかった、Tがそこまでの犯行に至るにはそれ相応の原因があったはずで、それをちゃんと分析して汲み取って、更生させる道筋を与えるべきだった〜」みたいな発言をしていました

Tは、児童8名（1年生1名、2年生7名）を殺害し、児童13名・教諭2名に傷害を負わせています

過去にも暴行罪、傷害罪、強姦罪など、多数の問題を起こしており、最終的にこの犯罪で死刑となった訳ですが、Tは裁判で信じられないような暴言を吐き、アクビをしたり貧乏揺すりをしたり、裁判官や遺族を睨み付けるなどの悪態をついています

遺族に対する謝罪の言葉･態度は全くありませんでした

劣悪な環境で育っても犯罪を犯さない人はたくさんいる訳で、というか普通は犯さない人の方が多いですし、これほどの残虐・凄惨な犯罪を犯す人間というのは、育った環境云々より本人の生まれ持った気質・性質みたいなものの方が大きいような気がするんです

サイコパスってありますけど、もともとそういう異常神経の持ち主というか、数は少ないけれども、人間という存在がある限り、ある一定の割り合いで出て来る人格崩壊者のような、更生とかそんな次元のレベルには当てはまらない人間です

田嶋氏は人間性善説に立って論じてる人なのかも知れませんが、ちょっと彼女の見解は甘いんじゃないかなと思いました

田嶋氏の発言に対して、「あんたよくそんな事が言えるな、もし自分が被害者遺族の立場だったらどう思うんだ！」と指摘がありましたが、彼女は「そんなもん分からないね、実際にそうなって見なきゃ」みたいな事を言って、痛い所を突っ込まれると論点を反らしていました

とにかく、『Tは加害者ではあるけれども、そういう犯罪に走らされた被害者でもある』という考えのようです


オウムのアサハラや、女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人などもそうですが、私は、更生するとかしないとかの次元に無い、それこそ悪魔・魔物でしかない人間というのがこの世にはいると思っていて、まぁ、だからと言って人間が人間を裁く事の難しさはあると思うんですが、それにしても「死刑にすべきではなかった、人殺しに走らされるほど追い詰められた被害者でもある」的な考えは如何なものかと思います

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