いまギャンブル依存症の治療途中なのですが、誰かに体験談を話すのはいいことだと教え…

回答8 + お礼2　 HIT数 709 あ+ あ-

匿名さん
19/06/28 03:31(最終更新日時)

いまギャンブル依存症の治療途中なのですが、誰かに体験談を話すのはいいことだと教えてもらったので勝手ながら書かせてもらいます。
私は世間一般に「絶対になおらない」と言われているギャンブル依存症でした。借金もした。治療を経ていくうちに判明しましたが、依存症に陥る人はその根底に別の問題を抱えているということ。ギャンブルや酒、薬、セックス依存症など色々ありますが根底は同じです。
私も快感を求めて依存対象（ギャンブル）に走るのではなく、その根底の問題から逃れたくて走っていたことに気づきました。無自覚でした。
私の問題はとにかく自尊心が低いことで、原因は母親にありました。
褒められたことが一切ない。テストで100点をとっても別の教科の60点の方をせめまくる。暴力もあったし人の非難の仕方は超一流でした。
幼い時から自分に自信が全くもてない、挙動不審。対人関係もうまくいくはずもなく、いじめられ居場所がない。その苦痛から逃れたくて、ギャンブルに走るというものでした。ギャンブルはみんな平等で、初めて居場所ができた気がしました。居心地がいい。
けどハマってくうちに借金もして、家族にせめられ、やっとできた恋人にも去られました。それでも、どうしてもやめられない。そして嫌な現実から逃げたくてまたギャンブルの繰り返し。まさに悪循環です。
当然皆に馬頭される毎日でした。去ってく数少ない友人。フラフラになりながらギャンブルに向かう日々でした。自分でもコントロールが全くできない。
誰か助けてくれと、毎晩布団の中で泣きました。けど周りに理解されるはずもなかった。罵られる日々でした。毎日毎日ひとりで泣き叫んでた。苦しかった。消えたかった。誰にも相談できなかった。
「もう、あんた死んだら」と母に言われ、これが私の底つきでした。そうだ、もう死ぬしかないと近くの橋まで行って飛び降りようとしたとき、いつの間にかついてきていた父が言いました。
「死ぬなら自由。とめはせん。けどお前は病気だ。治療する手もある。死ぬか治療するか、今選びなさい」そう言われ、初めて治療することになりました。
そして私の依存症の背景にあった「自信のなさ」を知り、その原因を深堀し、結局は母に自分の意見すら諦めて言わなかった、自分の弱さが原因だったと知りました。ギャンブルが問題だったのではなく、自分自身の在り方が問題でした。今は母とも和解し、ギャンブルをやめてもうすぐ4年になります。子供もいる主婦になりました。今は行きたいとも思いません。けど一生、定期的に治療には行くつもりです。
治療で色々なかたと知り合いました。ストレスから覚せい剤依存に走った方。
「心の中にずっとモヤモヤがあって、これはストレスだと思っていた。それで覚せい剤の繰り返し。でも違った。エネルギーが有り余っていて、モヤモヤしているだけだった」と言っていました。その方は社会復帰をして8年。覚せい剤もやめ、いまは日本各地を飛び回っています。
アルコール依存症でホームレス生活にまで陥った方もいました。受験失敗がきっかけだったと。社会復帰をしてお酒もやめて10年になるそうです。自分の経験を生かすため、同じく依存症の方々を支援・治療するお仕事をしています。
こんな世界もあるんだと、ふーん程度に思ってくれたら嬉しいです。非難でも構いません。読んでくれてありがとうございました。

• 共感！3

• ウォッチリストに追加