復讐の手伝いをしました 一生に一回あるかないかという体験をしたので誰かに話した…

復讐の手伝いをしました
一生に一回あるかないかという体験をしたので誰かに話したくてしょうがなくて。
会社の先輩にたのまれ、復讐のお手伝いをしました。復讐というか微妙ですが。
先輩の親戚Aさんの頼みを聞いてくれと。
Aさんは素敵な奥さんと幸せな結婚生活を送っていたそう。それをAさん母がイジめぬき(ひどい内容みたいで教えてもらえませんでした)、奥さん数年たえたけど、お腹に宿った子供がAさん母のせいでダメになってしまったことを苦に自〇(ここも詳しくは聞けず)。
何故Aさんが気付けなかったかというと、奥さんがとにかくAさんを愛していたため(初恋を20年貫き長年のアプローチの末、結婚)
Aさんが知ったら悲しむと全力で隠し通し、Aさんの前ではとても仲良しな二人を演じてたと。遺書といびりの証拠をのこしていってしまったそうです。
これが約10年前の話。当時は母親を殺す勢いでAさんも大変だったみたいです。けど反省もしない母は、早くまた次の奥さんまだかとたまに顔をあわせるたびにうるさいとか。
何故私が選ばれたかというと、その奥さんと瓜二つだから。先輩も初対面からしばらく怖かったみたいです。
手伝いを引き受けAさんに会ったとき号泣され困りました。けど奥さんの写真を見せてもらったとき、私がうつっているようでびっくり！ホクロの位置まで、同じではないけど近かった！生き別れの姉妹かなんかじゃないかと、少し親を疑ったくらいです。
そして作戦当日、復讐といっても、幽霊やオバケ系が大嫌いなAさんの母親に、新たな恋人として紹介してもらい、ちょっとおどかす程度ですが。
お邪魔しまーすと、玄関からAさんと二人で入ったときから偉そうな感じだったお母さん。
「やっと次の嫁候補つれてきたのね！親はなんの仕事？あんたの最終学歴は？」とまくしたてるように言われたのがまさかの第一声だったんですが、挨拶して顔をあげた私を見てすごい顔してました。目玉と口をこれでもかと開いて。
こんにちは、とにっこり笑いながら一歩近付いただけで「ひーーーっ！！」ってさんまの引き笑いみたいな声あげて腰抜かし。

「あれ？なんだかお母さんとは初めてお会いした気がしませんね、けど気のせいですよね。変なこと言ってごめんなさい」って言いながらまた一歩近付いたら、台詞の途中でおもらししながらどっか逃げてっちゃいました。
一時間後くらいにフラフラしながら戻ってきたので、「今度は優しくしてくださいね…」って悲しげに言ったらまたおもらししながらどっか行っちゃいました。
これは全て先輩とAさんが考えたのですがこんなに効果あるとは思ってなかったよう。
私は結構なお礼ももらい、お母さんはこのことがあってから、毎晩ふるえながら自分の部屋で何かを祈ってるみたいです。
それとこれをやった日の夜、Aさんの夢に奥さんが出てきて涙を流しながら笑い転げてたよう。奥さんドッキリとかとても大好きな人だったみたいで、だからきっと喜んでるとAさんが言ってたと先輩から聞きました。
すみませんこれで終わります。本人たちの了承を得て内容は少しぼかしました。批判もあるかもしれませんが、聞いてくれてありがとうございます！

• 共感！1

• ウォッチリストに追加