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（１）ある日、あるところで・・・

おじいさんは山にハンティングに、おばあさんは川に洗濯にいきました。

洗濯物を洗って、一息ついていると、なにかが川を流れてくるのがみえました。

「あれまあ？　大きな桃だこと！」

おばあさんは、護身用に持ち歩いていたナタで、桃を切ってみることにしました。

とにかく大きな桃で、おじいさんとおばあさんが二人で住んでいた小屋に持ち帰るのも大変そうだったからです。

そうして、そっと桃を切り分けると・・・

「おぎゃあ、おぎゃあ！」

おばあさんは、目を丸くしました。

なんと、桃のなかには、とってもかわいらしい赤ん坊がいたのです！

「まあ、なんってかわいいのかしら！」

おばあさんは、笑いました。

「この子は、大きくなったら、きっと美人になるわ！」

その後、赤ん坊は、桃姫と名づけられ、すくすくと育ちました。

しかし、ある日・・・

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桃姫はある本を手に取りました。その本のタイトルは「桃太郎」。まさか自分が桃太郎と同じく桃から生まれてきたとは思ってはいない桃姫。エイプリルフールの日に私は桃から生まれたとおばあさんに言いました。おばあさんはエイプリルフールを知りませんでした。そしておばあさんは桃姫に本当のこと（桃から生まれてきたこと）を言うと..。
（変なふうに物語進ませてごめんなさい！）

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桃姫は、「この時世に、おじじが動物を殺しているハンティングを
してきたから、その報いで、私は人間から生まれずに、魂のない
果物である桃から生まれてきたに違いない...と涙をポロポロ流す。

そこへ森の女神ソナタが現れて、桃姫をなぐさめようとし、
こう言った...

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「桃姫様、泣かないでください。
辛いなら、またお家にお戻りくださいな」
桃姫は、女神ソナタの言葉に、
心の何かが報われた、そう感じました。
「ありがとう。」
そうお礼を言っておうちへトボトボ歩きました。
桃姫の細い腕、足、背中はいつしか、たくましさに溢れていました。

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