家族の自殺

読んでいて主さんのお気持ちを考えると胸が締め付けられる思いがします。
私の父親がまさに主さんのご主人のような人でした。私の父は貧乏から叩き上げでそれなりのお金を手にし、家庭を省みず、仕事と複数の女達との遊びで、家族はオマケのような存在で生きてきました。
きっとご主人さんは残された家族の事まで考えないままこの世を去られたように思ってしまいます。死をもって謝罪の意味での自殺とは到底思えないのです。
他人からは冷たいと思われようが、私はどんな形でこの世を去ろうが、今まで家族を蔑ろにし、家族を裏切り続けた人いくら父親とは言え心から許せない思いです。
「死んだからって可哀想じゃない。その分、今まで好きなだけ美味しい思いをしてきたじゃない」って気持ちになってしまいます。
手を合わせるのは何年も何十年も先でいい…そう思います。
私の場合は父親ですから主さんとは立場が違いますが、私の母もきっと主さんと同じような苦しみの中長年生きてきています。
うちは母も私も父から理不尽な暴力ばかり受けていたので更にそういう冷めた感情が強いのですが。ただ、私の母親はどんな暴力からも血を吐きながらでも体を張って私を守ろうとしてくれました。自分が殴られている最中でも母が私を守ろうとする姿を見て母親の子供への愛情を感じていたように思います。
主さんは暴力があったかはわかりませんが、主さんが必死で精神的に耐えながら子供を守ろう、家庭を守ろうとした姿を小さい頃から子供さん達は見て育っていると思います。
その分、子供さん達は主さんへの思いが強いと思いますし、精神的にも人よりかなり強い子に成長されてると思います。
私は主さんのご主人さんのお仏壇や遺影に対しては、今はまだ最低限でいいと思います。日もまだ浅い事でしょうし、ゆっくりと心の整理をつけてからでいいと思います。