他人からは安物にみえても自分にとっちゃ宝物

車窓からのポイ捨ては、交機に見つかれば、すぐに停車を命じられ、切符を切られる立派な違反行為です。

勿論、主さんは被害者です。

ただ、そこに妬みがあったかと言うと、それは違うと思われます。

原付ライダーの中には、自動二輪車に対するコンプレックスを抱いている人もいるでしょう。

流れに乗って走っていただけで、自分だけが交機に捕まり、自動二輪車にはお咎めがない思いをしたときなどには、心底自動二輪車に対するコンプレックスを抱くはずです。

しかし、車に乗っている人が、ビクスクに妬みを抱くことは、ちょっと考えられないと思います。

単なるマナーの悪いドライバーであって、敢えて主さんを狙い撃ちしたとは考えにくいということです。

でも、高級車に乗っているドライバーには、バイクとかビクスク云々というより、社会全般に対してコンプレックスを抱いている人が多い傾向はあるかもしれません。

中古のマジェスタやシーマを改造して乗っているヤンキーなど、少年時代からの学業不振、劣悪な家庭環境などからくるコンプレックスが積もり積もっている傾向は否定できないでしょう。

新しい高級セダンに乗っているオジサンの中には、少年時代に家庭が貧困で、その悔しさから、がむしゃらに働いて、一代で事業を起こして財を成した人もいます。

こういうタイプの人は、根底にある根強いコンプレックスは、常にどこかに潜伏していて、それが時折、他人を見下したような態度に現れる傾向はあるでしょう。

勿論、高級車に乗っている人の全てではありませんが、高級車のドライバーの一部には、こういうタイプの人がいる傾向はあると思います。

だからといって、ポイ捨ては正当化はできませんし、主さんが悪いわけではありませんが、ビクスクそのものに対する妬みというのは、ちょっと考えにくいということです。

あと、二輪車は、車に比べ、排気量による性能格差が著しくあります。

二輪車と言えば、原付にしか乗ったことのない車のドライバーの中には、自動二輪車の加速性能が、平均的な乗用車のそれよりも、遥かに勝っているという認識に欠けているドライバーも多いと思います。

これも、知識の欠如からくるもので、ビクスクに対する妬みではないと思われます。