優しくない娘

主さんのスレを拝見して私も父の事が蘇りました。私の父は今から９年前に亡くなりました。父は平成14年頃に多発性脳梗塞で倒れ病院に約２ヶ月入院した後、病院のソーシャルワーカーさんからの紹介で隣町の老健に半年間入所、その後、申し込んでいた自宅近くの特養に奇跡的に入所することができそこでお世話になって約１年後に亡くなりました。

家族は父と私と兄の３人のみで兄は独り立ちして当時は私と父の２人暮らしでした。父が多発性脳梗塞で倒れた直後(その前から発症していたかもしれない)から脳血管性痴呆症(認知症)になり問題行動や徘徊などが酷くて私1人だけで自宅介護をするのが不可能だったこと、私も1人だったので働かないと食べていけなかったこと、自宅がエレベーター無しの階段のみの団地で家が４階で父の足が悪くて階段が上れないことなどから施設に助けていただくしかありませんでした。

当時の私は自分の『親が認知症になって呆けた』ことが信じられなくかなりのショックで辛くて仕方なかった。又父を施設へ託して帰宅する際は私自身、『親を捨てた、父を捨てた』という気持ちに酷く苛まれ私自身おかしくなりそうでした。

老健では家族が帰宅した際、エレベーターの鍵を閉めて作動させなくしていたんですがその施設の人の行動を見たときに『父は監禁されて動物のように扱われるのか？この施設は入所者を人間とも思っていないのか？』と『父さんごめんね…』と心で詫びて私は涙しました。

主さんは御父様のお世話をされておられるだけで立派です。私なんて父に何もしてあげれなかったししなかったから娘として失格な駄目人間です。