獣のようでした。

こんな痛みがこの世にあるのかって思うほどの痛みでしたが、
理性だけは働いて叫んだりはしませんでした。
話し声位のの大きさで陣痛が来る度、『んーーーーーーーーーーんっ、んーーーーーーーーーんっ』って延々とんーって唸ってました。
出産の瞬間、分娩台でも助産婦さんの指示通りにふんって息んでヒッヒッフーヒッヒッフーって出来て、叫んだりはしませんでした。

そんな自分を客観的に
『ちょっと！私ってば上品じゃん！』とか思ったりしながら。

二人ともそんな感じで出産しました。