スナック経営

まず、誕生日おめでとう。

早速だけど、高飛車な仕事ぶりが客には勿論「業者」にも出るようであればダメだ。そして、「儲けたい」のか「道楽でやりたい」のか、その点を明確にしておかなければならない。そこがハッキリしていないと商売（事業）選び、店舗選びから失敗する。

というのも、本来ならば、自分の夢を追った姿で「やりたいことを商売にする」のが当然であり、だからこそ、その商売が傾かないように「儲けること」を考えるわけだが、あなたの現状発言では、そのどちらもが不明瞭に感じてしまう。

また、水商売経験者の独立起業者全てに言えることでありがちなのは、従業員として昼の仕事よりも比較的にラクに稼いできたことと、大きなお金を見てきたことからの【慢心】があるため、上記のような経営気質が曖昧または希薄でも「何とかなる」と安易に考えて起業して失敗をするハメになる。

さらに、水商売経験者の女性に関して言えることは、高級なそれであるほど対峙してきた人間も高級な人物だったため、ムダにプライドが高くて他者からの意見やアドバイスも素直に受け取れなかったり、権力者や名刺の立派な人間のそればかりを妄信して墓穴を掘るのもありがちな話だ。

それら慢心が、つまり業者への扱いにしろ、客への扱いにしろ、仕事の姿勢全般に影響することになり、さらに、たかだが店内の壁紙やイス選び、勤務させる従業員選びまで影響を及ぼし、店を潰すことになりかねないということ。

最後に、誰でも気兼ねなく来れるお店という着想自体はいいと思うが、同じようなそういった店（競合店）も必ずあるわけで、そのなかで「どのような店にするか」が重要。そして、そのために「自分の手で店を創りあげる」という感覚がもっとも大切だ。そういう愛情が自分の店舗に抱けないと、誰であっても何の起業であっても上手くはいかないので。

「何となくはじめて何となく続けばいい」と公言する人間の経営でも、そういう人は“踏まえているところは踏まえている”のでね。蓄えがあるのでという「余裕」は考えないほうがいい。