親の存在が重荷です。親の束縛がつらい。

人は誰でも、自分自身のために生きるものだと思います。
だから主さんも、主さんご自身のために生きていいんですよ。

主さんは、生まれたこと、これまで育ててくれたことに感謝している。
それで、十分です。
本来子育てとは、子どもが自分の力で生きていけるようにすることです。
だから主さんが、自分の力で自分の生き方を決めることができれば、子育ては成功なんです。
たとえその生き方が、親の望むものではなかったとしても、ね。
主さんの人生は、主さんのもの。
自分のために生きていいんですよ。
親に引け目も負い目も、感じる必要はありません。

私は実は、主さんのお母さんによく似ていました。
息子に期待をかけ、成果を出すことを求め続けました。
その結果、息子は不登校になりました。
私の期待に応えるために頑張って、頑張りすぎて疲れはててしまったのでしょう。
私自身、大きな葛藤がありましたが、長い時間を費やして、息子の人生に余計な手を出すのを止めよう、息子の人生は息子に任せよう、と、やっと思えるようになりました。
それで楽になったのか、息子も学校に通えるようになりました。

主さん、いつかお母さんと決別する時が来ると思います。
その時には、すごく揉めて、主さんもお母さんも傷つくと思います。
でもそれは、必要なことです。
怯まないでください。
あなたは、あなたの生きたいように生きていいんです。

私が息子に求めたことは、息子のためではなく私自身のためでした。
同様に、お母さんがあなたに求めていることは、あなたのためでなくお母さん自身のためです。
お母さんのために生きる必要は、ありません。
あなた自身のために、生きてください。

あなたに、TOKIOの『宙船(そらふね)』を贈ります。