死に対する恐怖、悲しみ2

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悩める人
15/04/15 23:07(最終更新日時)

続きになります。

寒い冬も、3匹一緒に走り回ったり 猫ちゃん小屋で肩を寄せあい、丸まって眠る。
夏には、実家の畑にきては、虫とじゃれたり、暖かい場所で、日向ぼっこ。
一年二年と、月日が流れてゆく中で、母にとっても、私にとっても 外で飼っている猫ちゃんとの生活が、あって当たり前の大切な風景。
4年前に実家を出てからは、数ヶ月に数回しか会えない。 けれども、帰ると 必ず寄ってきて、スリスリしてくれる。
大きなまんまるい目で、私を見ながら、寄ってきてくれる。 どの猫ちゃんよりも、大きくたくましくなった 体を持ち上げて 抱っこしてあげると、
静かに ただただ 身をゆだねる。
くろすけ。 が、死んだ

一昨日、母から 連絡があった時、何故か私の中に悲しみが全く沸き上がってこなかった。
母の電話に、冷静に対応している自分が、いた。
何故、死んだのか？そればかり尋ねる自分がいた。
くろすけ は、まだ埋めないで、毛布と ビニールに入れて、まだ 家の隅にいてる。
本当は、昨日 実家の畑に埋める予定だったのだが雨も降り 水に濡れては かわいそうだと。
最後に会いたいと、今日まで、待ってもらうように、私が お願いしたのです。
そして、昨日の夜、私は 母に尋ねた。
私は、私は母に、、生き返っているか、見てきて。と。もしかしたら、生き返ってるかも 知れない。間違いだったのかも知れないと。
しかし、母の口からは、 もう くろすけは、硬くなっているよ。。と、その言葉を聞いても、まだ 何故か私は、唖然と冷静だった。
涙の一つすら、こぼれなかった。

そして、真夜中 真っ暗な部屋で、私は、家の猫を前に 真っ暗な猫のシルエットを前にして、その猫を触りながら、泣きわめいた。
この時になって、ようやく 私は、もしかしたら、
もう二度とくろすけ に会えない。
死んでしまったのか？と実感したのだ。

今日、仕事終わりに くろすけ の最後を見届ける為、実家に一時戻る予定です。
でも、何故だか わからないのです。
今の今になっても、
もしかしたら、 くろすけ は、まだ生きているかも知れない。嫌 死んでなんかいない。 私が、行ったら、また 起きてくれるであろう。
もしかしたら、 外で 真っ黒いまんまるい体で、駆け寄ってきてくれるかも知れない。
元気に走って きて いつもと、同じように, くろすけ, って、呼んでいるかも知れない。
そう 思ってしまう 自分が いるのです。

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