鬱病の妻

ああ…。それはカウンセラーがダメなパターンですね。

基本的にカウンセリングは、過去を指摘しないようにするのですよ。
だって過去は変えられないでしょ？だから過去より現在と直近の未来(例えばカウンセリングの後買い物に行くとか)の話しをするのです。
そういう会話の中で、患者さんの偏った考え方(例えば、買い物に行くと、誰かがずっと見ている気がするから行けないとかね)が違うことに気付いてもらうのです。

いくら過去に原因があって、その時にどうすれば良かったか…なんて話しをしても、｢かもしか論｣にしかなりませんからね。

時間があるならご主人がカウンセリングに付き添って、｢過去の話しは必要ですか？それは何故？｣みたいに聞いてみては？

だけど一番の治療は、家族が病気の自分のことを理解してくれて、話しを聞いてくれる…と言う安心感だと思います。

それは大変なことだと思いますが、なるべくくだらない話しで良いので、奥さんの意見に耳を傾けて、バカバカしい話しと思うことも真剣に聞いてあげてください。