【有吉弘行】

回答11 + お礼7　 HIT数 1898 あ+ あ-

通行人
15/07/27 16:34(最終更新日時)

テレビで観ない日はないというくらい活躍している有吉さんですが、彼は"猿岩石"時代、1996年に放映された電波少年の【ヒッチハイクの旅】で大ブレイクするも、人気は長くは続かず、挙げ句、相方さんと方向性の食い違いにより、2004年にコンビを解散します。

以降、ピン芸人としてやって行く事になった訳ですが、仕事はなく、毎日、夕方になると事務所に「仕事入ってますか？」と電話をし、「入ってません」という答えを聞く日々が続きました。

ブレイクした時の最高月収は2000万もあったそうで、それが、10万→5万と下がって行き、最後はとうとう0円になるというドン底にまで落ちます。

仕事はなく、給料もゼロ、なまじ猿岩石時代のブレイクで全国的に名前を知られてしまっていた為、プライドからアルバイトも出来ず、貯金を切り崩しながら不安と焦りを抱え、生活していたようです。

再ブレイクを果たすまで、7〜8年もそんな生活をしていた有吉さん…いよいよ貯金も底を尽き始め、自殺まで考えていたらしいですね。

そんな時、アメトークの出演で、共演していた品川庄司の品川さんに「お喋りクソ野郎」というあだなを付けた事がうけ、これをきっかけに毒舌･あだな付け芸でバラエティ番組への出演オファーが増え、見事、再ブレイクを果たしました。

今は女性の価値観が正しくて良しとされる時代で、とにかく女性を持ち上げ、女性が機嫌を損ねないようにするのが今のメディアですから、そんな中で毒舌キャラをやるのは大変なリスクを負う訳です。

女性を褒めて"いい人"をやっていた方がウケがいいに決まってますし、その方が断然楽ですが、しかし有吉さんはあえてその逆を選び、嫌われ役をやって、笑いを取る事に成功しました。

有名な話ですが、あるバラエティ番組で菊川怜さんと共演した時、有吉さんは彼女に「行き遅れ」と発言し、それに激怒した菊川さんが泣いてしまうという事がありました。

収録後、同番組に出演していた加藤浩二さんが、「バラエティ番組だぜ？それくらいで泣くなら引き受けるなよな〜、別に有吉は悪くないよ。でもまぁ仕方ないや、一緒に謝ってやるから」と有吉さんに声をかけ、菊川さんの楽屋に謝罪に行ったようですが、まぁ、私も加藤さんの言う通りだとは思うんですが、中にはこういう人も出て来ますから、毒舌で売るという事はどうしてもこういったリスクが伴いますね。

偽善や綺麗事の蔓延に嫌気が指してる人達からは、自分が言えない事を変わりに有吉が代弁してくれたようでスッキリする！と好評だったり、片や、偽善･綺麗事に浸っていたい人達からは、有吉ムカつく！と反感を買われるなど、賛否両論あったようです。

有吉さんの毒舌というのは悪意や意地悪で言っているのではなく、「だって、それが事実だろ(笑)」という本音論なので、「確かに！」と共感する人が多かったのも事実ですし、何より彼のキャラクターの徳もあったと思います。

毒舌を吐いた後に彼は必ず笑うんですが、それが(悪りぃ悪りぃww今のは冗談だよw堪忍なw)というフォローが込められているような笑い方で、また、顔そのものもや、声質･口調などにも愛嬌があり、憎めない雰囲気があるんですよね。

同じ毒舌キャラでも、小薮さんなんかだとちょっと苦しい感があるんですが、有吉

• 共感！0

• ウォッチリストに追加