私のどこが悪いのか? 見通しのよい十字路交差点で信号ありです。田舎なので交通量少ないです。 夜、帰宅時にその交差点に差し掛かりました。私が赤信号なので右折レ

物損事故の過失割合は、警察側が裁定するものではありません。

こうした事故の場合、被害者は自己過失ゼロと思っていて、イザ保険会社に示談交渉を依頼すると、幾ばくかの過失割合を認定をされて驚愕することが多いことから、予めアドバイスしたに過ぎず公式な発言とは思えません。

そもそも民事的な賠償問題ですから、警察は介入できないのです。

相手が任意保険未加入ということは、その「保険屋の担当者」というのは主さんが加入している保険会社のことですね。

原状回復が基本ですから、後付けのカスタムパーツも賠償の対象となります。

まず主さんが加入している保険に、こちらの過失割合がゼロだった場合でも発動できる特約がついているか確認してみて下さい。

保険会社に「警察からあなた(主さん)にも、前方不注意の過失があると言われた」などとわざわざ言う必要はありません。

車両保険に入っている場合、自分の過失割合がゼロの場合でも主さんの車両保険を使って修理ができます。

当て逃げなど、相手が特定できない場合には保険の等級が下がってしまいますが、相手が特定できている場合にはこちらの等級は下がりません。

ただ問題は車両保険に、カスタムパーツ分の価格が盛り込まれているか？です。

多くの場合、車両購入時にノーマル時の車両価格を基準に車両保険に加入し、購入後にカスタマイズしています。

この場合カスタムパーツ分の価格までは車両保険に入っていないために、自己の車両保険では填補できないことになります。

勿論、相手の対物保険が使える場合は、後付けカスタムパーツ分も補償対象です。

保険会社が「中古で良いでしょ」と言ったのは、そのことだと思います。

元来は相手側が自己負担してでも支払うべきものなのです。

現実問題として相手に賠償能力がなく、分割で支払うなどという約束を取り交わしても、最終的に逃げられてしまうこともあり得ます。

この辺りを現実的に考えて、カスタムパーツ分を自己負担するか、中古品で妥協するかという判断をせざるを得ないこともあります。

過失割合については、こちら側の保険会社を発動させた場合、相手は素人ですから話はどうにでも持っていきやすい面もあります。