死刑制度についてです。 働かせて罪を償わすという人がいますが、死刑は慈悲ですか？ それなら拷問でしんでもらいたい 死刑になるようなことしても働いただけで償

死刑制度を廃止するだけで、犯罪率が減るというよりは、
社会福祉制度など、他の部分でのサポートも
必要だと思いますよ。
先進国で死刑を廃止している国で、
犯罪が減っている国は、だいたい福祉制度が
充実していて、最低限の水準の生活が守られている国では
ないでしょうか。

更生できないような重罪人であっても、死刑にしないのは
慈悲や、人道的理由もあるかもしれませんが
刑罰というのは、法に則ってしなければいけないという
法治国家の考えがあるからだと思います。
今の法律を改正したい場合は改正のための運動をするとか、政治家などになって
法律の改正を訴えて、過半数以上の人の支持を得るなどが
必要ですよね。
青少年犯罪の問題もありますし、判断が難しいところですよね。

死刑にしたところで、被害者が戻るわけでも
拷問などをしたところで、被害者の家族が
心の回復をするわけでもないでしょう。
（中には、一時的に感情的になって、拷問などを
望むような被害者や、大衆などもいるかもしれませんが）
そのようなことをしても犯罪が減るわけでもないですので、
個人的な感情だけに則って行うような報復刑のようなものは、妥当ではないものです。

犯罪者を守って、被害者を無視すると考える人もいるかもしれませんが、
そうではなく＜犯罪者＞を守るのでなくて、＜法治国家＞であり＜民主主義＞
の国であり続けるためには、個人的、または一時的な感情や衝動で、
裁き（判決）を下すのは適切ではないからでしょう。

国や法律は、個々人のある程度の人権や自由は保証しますが、
警察がいても、犯罪などに合わないという絶対的な保証はできないものです。
ほとんどの場合、犯罪に合うのは不可抗力の場合も多いですよね。
家族や知り合いから被害を受ける場合は、
助けを求めたり、周りの人が通報するなどの
民間の側からの、協力も必要です。

限定的な人権や自由の保障ではあっても、
法があることで、また民主主義であるからこそ
他の面で、守られている部分もあるでしょう。