わたしは産まれてきてよかった存在ですか？ 生きていていいんですか？ いらない命じゃないですか？

いらない命というのはないです。もしいらない命があるなら、まず生まれてこないでしょう。

生まれてくるというのは、勿論親が産んだから生まれてきた訳ですが、でも親は、主さんを産もうと思って産んだ訳でもなければ、主さん自身も、自分で生まれようと思って生まれてきた訳でもありませんね。

自然の流れで主さんは生まれてきました。自然というのは、人知では計れないものですから、何故生まれてきたのが自分なのか？という問いに関しては、人間には分かりません。

ただ、一つ言えるのは、誰しも自分自身が存在する事に意味や根拠は見出だせませんが、現実として生まれてきたという事は、少なくとも自然に許されて生まれてきた訳です。もしいらない命があるなら、自然がきちんと裁くでしょう。だから、生まれてきた以上は、誰しも死ぬまで堂々と生きてく権利がある訳です。

この世には、自分自身が存在する事に、確かな土台がないのです。つまり、何故自分が生まれてきたのか？という確かな理由がありません。だから、自分を一方的に産んだ親や、自分を一方的に組み込んで管理しているこの社会から疎外されたりすると、元々の存在理由がない以上、存在としての価値が見出だせなくなるのですね。よく言う居場所がないというのは、そういう事だと思います。

私は、そういう人にはハッキリ、存在する事には最初から意味も価値もないと言います。自然の流れでただ出てきただけのものです。だとしたら、あとは自分がどうするか？だけですね。自分を産んでくれた親というのは絶対的な存在です。でも、自分の人生を邪魔する権利はありません。だから、親が自分に悪い影響を及ぼすような存在ならば、速やかに離れた方がいいです。

あとは、いらない命にするのも、価値ある命にするのも自分次第という事です。