どうしようもない人間です。 生きててもしょうがない。

窓が全て開放してあるSLに乗って、速度が緩んできたところで車窓からそう遠くない、道で犬の散歩をしているおじいさんに向かって大きな声で「ファック！！」と絶叫できたなら。

そんな狂ったような事を平気でしくさる馬鹿餓鬼のように無神経になれたら人生ってイージーだと思いますよね。きっと。

　でもそんな事はできない。そんな人に迷惑のかかるような事は。
　僕はこの事から気づきました。
人に迷惑をかけないために、自分を苦しめているんだと。つまり、多くの人は他人に不満や怒りといった負の感情をぶつけています。しかし私は根が優しすぎるのか、単に臆病なのかそれができず、その分のエネルギーが全部自分に向いちゃっているんです。自分でいうのもなんですが、これって立派じゃんって思うんです。かっこいいじゃん。ヒロイックな精神に火がつくじゃんって。
　だからギリ生きていけているような気がします。最近のゲーム風にいうと、後戻り不可能なキャラビルドで「生き易さ」と引き換えに「繊細さ」を獲得しちゃったけど、もうこれを特化させていくしか選択肢ねーじゃんといった感じです。

　生きるというのは大変な事ですが、最悪なにもかも嫌になったら自分で死ぬ事もできるみたいですし、逆にいうとどれだけ生きたくても人間いつかは死ぬらしいです。

　なので僕はキレイなお姉さんと気持ち良いことを1200回くらいしてから、睡眠薬をしこたま飲んで睡眠の延長で安らかに死にます。それまでは死ねません。