保育園栄養士ですが、子どもに何かしてあげたいと思えません。園長の言う「子どもに貢…

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匿名さん
23/12/12 19:01(最終更新日時)

保育園栄養士ですが、子どもに何かしてあげたいと思えません。園長の言う「子どもに貢献すること」ができません。

私の働く園は場所的にお金持ちの家の子が多いこともあるのでしょうが……
例えばリクエスト給食のアンケートを取る時「佐賀牛って美味しいんだよ！」「こないだ北海道行ったんだよ！甘エビが美味しかったんだよ！」「シャインマスカットがいい！」といった要求がバンバン出てきます。（さすがに給食では叶えられませんが……）

やれお受験だ、塾だ、習い事だ、インターナショナルスクールだ、留学だ……ハワイ行った、イタリア行った……

恥ずかしい話ですが、私は育ちが良くありません。
父親は子どもがいらなかったのに性欲に任せて避妊せず私が生まれました。いざ子どもが生まれても本気でいらなかったらしく、女遊びのやめられない金食い虫でした。
何故か母はそんな父に甘く、父の作った借金を何度か建て替えいよいよ貯金を全て使い果たしてから離婚しました。養育費もなしです。

お金がないのでガスや風呂のない、共用水道とコインガスコンロのある共用キッチンとコインシャワーのある物件です。
母はとにかく働かなくてはいけなかったこともあってか、半額シールの貼られた菓子パンばかり食べていました。
お金がないのが苦しかったのか、母は私に金金金、とにかく金、「大人になったら◯◯になりたい」と言えば「現実見な。それが金になる？」と返ってきました。

母が仕事を求めて転々としたり、行政の母子シェルターに頼ったり……そんな生活のおかげか学校の先生には勉強と空気を読む力が極端に低いので障害を疑われて病院に行くように勧められていました。
今なら分かりますが、シェルターの職員さんは各部屋に入って荷物を開けたり、雨が降れば洗濯物を取り込んでおいてくれたり……利用者のサポートが仕事とは言え距離感がおかしな感じなんです。私のコミュニケーション能力が正常でなくなるのも頷けます。

母が常に働いていて私とのコミュニケーションの時間がなかったこともあってか、9歳の時、親戚のお姉さんが髪をとかしてくれるまで、ブラシの使い方も分からない子どもでした。ガリガリブチブチ言わせながら根気よくとかしてくれて、それでようやく髪をとかすことを知りました。
そんな子どもが勉強についていけるわけもなく、それこそ学習障害を疑われるのもおかしなことではありませんでした。

園の子はほとんどご両親が揃っていて、お金持ちが多くて、そうでない子も貧困家庭は1人もいません。良いもの食べて、年長児は九九まで覚えています。

気付いてしまったのですが、私は子どもに何かしてあげたいと思えないのではなく、子どもにしてあげられるような何かを持っていないので、してあげたい、あげたくないと考える域にいないのだと。
園長に「子どもに貢献していく考え方が大事」と言われた時「こんな恵まれている子たちにこれ以上必要なものってあるの？」と、純粋な疑問として思いました。彼らに何が足りないのか想像もつきません。

折角まともな仕事に就けたのに、私はそこに立てるようにできていなかったと気付いてしまいました。
向いていないと分かりながら、まともな仕事に就くまでの努力を捨て切れなくてズルズル働いています。
最近は子どもたちを可愛いと思っているのかすら分からず、モチベだけが下がっていきます。

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