我が家は、私の父親がADHD（診断されてないが確実にそうであると思われる）
私ADHD（診断済み）
娘自閉スペクトラム症（診断されて療育中）

父親は時間にルーズ、規則が守れない、空気が読めない、社会性が乏しい（コミュ障）働けない（仕事が続かない）お金にルーズ（相手がヤクザだとわかっていても借金をしてしまう）などがありました。
良い面は手先が器用で職人としてのセンスや才能が優れている。
興味を持ったことにたいして異様な集中力を発揮したり情報収集する能力が非常に高い、などがあげられます。

私も、父親と同じような症状をかかえています。得意分野は人から高く評価を受けることが多々ありますし、得意分野に関しては皆が苦労することが容易にできてしまうこともあります。好きなことは飲まず食わず寝ずにでもやれるくらいの集中力があります。
作品がおりてきたなんてよく芸術家がいいますがまさにその通りで、奇抜なアイディアが浮かんだり独創的な発想で人を楽しませたりビックリさせたりが得意です。

が、社会性が乏しいのと生活習慣がなかなか定着しないため、本来人間がやるべき生活がおろそかになったり、好きなことは単発的に過集中はできますが、それを継続する力が定型発達（障害がない人）に比べて弱いので何をやるにも常に継続力とのたたかいになってしまいます。

娘も得意分野は私以上に能力を発揮しています。自閉傾向があるので視覚での記憶力がとてもよく、カメラアイに近い能力があります。気に入った風景を記憶してそれを思い出して絵を描いたり、漢字を形のまま覚えるためほとんど練習しなくても記憶できるようです。逆に苦手な部分は、不安が強い、感覚過敏、聴覚過敏がある、不安が強くなると多動傾向や同じことを繰り返したり、自傷行為をしたりなどの症状があります。
が、ただ娘の場合、今現在療育をうけていますのでプロのサポートや指導の甲斐あってかなり症状は抑えられています。
そして元々もった脳の特性や能力を存分に発揮できる環境にある（療育をうけている、学校でもサポートをうけている、家族も理解している）ことによりさらに彼女自身の良い能力を高めて生活できています。

なので、苦手を極限まで抑え、得意で補った生活をいかにできるかが発達障害をもった人
には一番大切なことだと思います。