お前の父親は悪い男だった…

自分の父親が悪い人間であったとインプットされた男の子が自分に自信を持って生きて行けるんでしょうか？

両親が離婚し、母子家庭で育ちましたが、母親は父を憎んでおり、折に触れては父の悪口を言い、お前はアイツにそっくり、ゾッとするとも言われました。

赤子の時に離婚しており、私に父の記憶はありません。

母は祖父を敬愛していました。

祖父は数年前に亡くなっていますが、母は、ちょくちょく祖父の思い出を語っては、「じいちゃんは頭の良い人だった、見識に優れていた」など、嬉しそうに、自慢するかのように誉めます。

自分の父親が立派な人であった事は、子供には嬉しい事で、親というのは自分に直結する存在なのだから、どんな人間であったって、自分の親が悪い人間であったというのは望ましくない事だと思います。

母は卑怯だと思いました。

自分は良き父親･自慢の父親に満足し、自分のルーツに自信と誇りを持てている…

しかし、息子の私には、お前の父親は悪い男だったと言い、自分に取っては夫など血の繋がらない他人で、憎み離婚すればどうでもいい男なのだろうが、こちらにすれば実父なのです。

この人はどうしてここまで頭が悪く感情的な女なのだろうと呆れ返ります。

私が「じいちゃんなんて頑固で口うるさかった」と悪口を言うと、母は怒ります。

【お前はさんざん俺の父親を悪く言って、しかも「お前はアイツにそっくり、ゾッとする」とまで言った女なんだよ、と私は言い返したい…】

彼女はどうしても私に、「あの男(父)は悪い男だった、ろくでもない男だった」と同調して欲しいようです。

元夫に対する憎しみを私にも理解させ同情させたがる…

彼女のやっている事はまさにそういう事です。


お前はいいよな、自慢の父親がいて…
どのツラ下げて父親自慢を俺にしてくんだよ
その無神経さ、身勝手さに吐き気を催す

(俺はお前に父親をぶち壊されて自分のルーツをぶち切られたんだから、テメェの父親自慢話なんて知らねぇよ)

まぁ、孫という立場からすれば祖父が立派な人であった事は誇らしいけど、やっぱ一番直結する父親だろう…自分の根幹を左右する存在は…

どうして女ってこういう事が分からないんだろう…

やっぱり女に後継･継承というものは存在しないから分からんか…

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