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高校生の朝の登校時のことをお話します。私は、自転車で片道10キロ以上ある…

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匿名さん
17/07/09 17:57(更新日時)

高校生の朝の登校時のことをお話します。

私は、自転車で片道10キロ以上ある高校へ通っていました。
その途中に川に沿った形でサイクリングロードがあり、あたりは人気のない公園と田畑だけという殺風景な道でしたが、その高校に通っている大半の子はそこを通らないと学校にたどり着けません。
サイクリングロードですから、ガードレールのような柵に囲まれていて、もし何かトラブルがあってその道を回避するとしたら、引き返す以外方法がありません。

ある朝、そのサイクリングロードの傍らに白い服を着た人が微動だにせずじっと座っていました。まだ遠目でしたが、どう見ても人です。
近づくにつれて、その人がおじさんであること、白い下着のようなシャツと、猿股を履いていることが分かりました。
私の前の女の子は何事もないかのように普通におじさんをよけて（？）素通りしました。止まることもなく、振り返ることもなく、二度見することもなくです。
「人が座っているのに変だな？」と思ったのですが、私も通るしかないその道を自転車で恐る恐るみんなと同じようにそのおじさんを通り過ぎようとしました。
おじさんは少しうつむき加減ではありましたがちらっとその顔が見えました。
日焼けしているのかわかりませんが土色の顔で、眠っているように目は閉じていて、死んだようにう動きませんでした。いや、ひょっとしたら亡くなっていたのかもしれないと思うほど、よく寝ていました。
時間が早すぎたせいか、その時そこを走っている生徒の人数は私含めて3人くらい。私の前の子も後ろの子も、そのおじさんに対して全く反応しない（見もしない）のが不思議でした。まるで私にしか見えていないようでした。
その日は特に何か事件があったとか、誰かが道で寝ているおじさんを見たという噂を聞くことなく終了しました。その後にもおじさんの話を聞くことはなく、いつの間にか忘れていましたが、ふと思い出したのでここに書きました。

あれはいったいなんだったのか、今考えてもよく分からない出来事です。
みなさんは、このようなちょっと不思議な体験したことありますか？