情緒不安定②
結局何も壊されることはありませんでしたが、何時間経っても彼が帰る気配はなく、チャイムは鳴り止まず、私がドアを開けざるを得ない状況を作るため携帯など彼の私物をドアポストに投函したり、寒いからとお願いしてきたりを繰り返され、終いには次の日の朝にある彼の予定もすっぽかしてこのまま居続ける、と他の人にまで迷惑をかけようとしていたのでやむを得ずドアを開けました。
この時点で私は、この人は初めて私がここまで頑なに会うことを拒んだのに、あんなに嫌だと泣いたのに、私のお願いは受け入れてくれないんだ、私がこんなになっても自分が正しいと信じているんだ、私の情緒不安定な精神状態を理解してはくれないんだと絶望していました。
その為、彼が、ああ寒かった〜といつも通り部屋に入ってきても何も答えず彼からは距離をとり、彼が私に話しかけながら寝具に座っても私は黙って毛布を1枚とり部屋の電気を消し、彼とは離れた床で寝ようとしました。彼は私が全身で彼から距離をとるのがどうしても理解できないという風で、自分も残りの布団をすべて私の横へ運び、私の横で寝ようとしました。私は全身を毛布でくるみ彼には背を向け、私を抱き寄せようとする彼の腕は振り払いました。
彼はそこで漸く、そんなに?そんなに嫌なの?と訊きはじめました。それでも無視し続ける私に、このまま別れてしまう気なのかそうじゃないのか、それだけ教えてほしいと言いました。私は彼のことが好きである為に彼の一言に傷付いていたので、別れる気はないと首を振りました。彼はそれならよかったと私の隣で眠りにつき、翌朝は予定通り出掛けました。
その日の夜に私は彼も参加するミーティングに出なければならなかったのですが、まだ会いたくなかった為、体調不良だと言って休みました。しかし彼はあの夜私がドアを開け、別れる気はないと伝えたことに満足したのか、昨晩のことなどなかったかのようにお見舞いの品を持って部屋にきました。
私は驚きましたが何も言えず、いつもより口数は少ないものの会話を交わし、少しですが笑顔を見せ、いつも通りを装いました。拒否しても分かってくれないと気付き、拒むのも疲れてしまったのです。
その日から暫くは、お互いあの夜の出来事に触れることなく以前と同じように過ごしました。単純な私は何日か経つとあの時の気持ちをぶり返すことなく、いつもの優しく面白い彼との時間を楽しんでいました。
続きます。
14/10/26 00:58 追記
投稿できなくなったので、続きはその他のお悩み板にあります。お手数おかけしてすみません。
【続きはこちら】
http://onayamifree.com/threadres/2151622/
《追記致しました。シスオペ》
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