派遣切り 職場で同じ仕事をし、仲間である派遣社員が ５月で契約が終わりま…

先ず、派遣が一般的になったのは、日本が長らく続いた不況により人員削減を積極的に企業が始めたからですね。
所謂「企業のリストラブーム」

失業率の増加は政権運営の致命傷になるので、当時の首相であった安倍さんが「働き方改革」という悪法を作った。
国民の労働者の事なんてまるで考えてない政策。

『新しい働き方！』と銘打って、政府は積極的に派遣のメリットだけを宣伝。
企業も「これは好都合w！」とばかりに応援。

安く買い叩かれる労働者。
派遣会社は企業に取って、労働者が欲しい時にいつでもすぐに増やせる魔法の壺。
そして労働者は要らなくなったらすぐに切られる使い捨てのコマ。

終身雇用制度という企業に取って不利なものを政府が積極的に壊してくれた。

こんな美味しい労働者の使い方を企業は手放す事は無いでしょう。


うちの会社にもいますよ。
なんと、18歳の派遣の子が。

高校での就職斡旋で、たくさんの派遣会社が学校に来たそうです。
キャリアでもない派遣労働者は給与が低いですよね？
でも初めは正社員より派遣の方が給与は高いです。

例えば、、、

正社員で新人は月給15万円
派遣なら18歳でも月給22万円

そりゃ派遣の方が魅力的ですよ。
社会を知らない18歳の子から見れば。

でも10年後は、、、
正社員、月給25万円
派遣、22万円のまま

22万円で働くという契約ですからね。
仕方ないです。

20年後、、、
役職に就いた正社員、月給40万円
派遣、月給22万円変わらず

正社員はボーナスも合わせると、派遣の年収を圧倒します。

極端な例かもしれないけど、これが正社員と派遣の差ですよね。

こうなる事が分かってて、派遣会社は社会を知らない新高卒を騙して非正規に引きずり込む。

非正規はヤバいと気付いたところで、再就職は絶望的。

30歳も過ぎると、そこから運良く正社員になっても数年は新人並みの給与しかない。
とてもじゃないけどそれで納得して働けない。

それでズルズルと派遣を続けるしかないという悪循環。

はい、30年後、、、
正社員はそれなりのポストに付けば、月給50万円以上
派遣はやっぱり22万円

もうどうにもならない。
職歴無しの中年は再就職も無理。
これが今の日本の構図。

若い派遣の人達を見ると不憫でならない。
今は同年代よりもらってても将来は…。

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