ポイ捨て防止の為に書いた少しホラー要素のある物語なんですけど、なんか物足りないじ…

ポイ捨て防止の為に書いた少しホラー要素のある物語なんですけど、なんか物足りないじゃないですか。
どこを変えたらもっと満足する内容になると思いますか？
7月19日
僕はとある誰かに捨てられた。
なんでって、分かるでしょ？
僕はゴミだもん。
ゴミは捨てられる結末なのさ。
普通、ゴミを捨てると言われたらゴミ箱に捨てられることを想像するのかもしれない。
だけど、僕の場合は違った。
そう、僕は公園でポイ捨てをされたのだ。

7月20日
僕は動けない。
だから風の力or人に運んでもらうしかないんだ。
風の力は弱いし、このままだと数日間、僕の居場所は公園で確定だな。

7月27日
公園に異変が起こった。
僕の仲間（あらゆるゴミ達）が僕みたいに公園でポイ捨てされているのだ。
もう公園はゴミだらけで誰も近寄らなくなった。
僕はそんな公演が嫌になった。
絶対に、絶対にここから抜け出してやる。

7月29日
奇跡が起こった。
なんと大きな風が吹いて、僕を公園から抜け出してくれたのだ。
奇跡に感謝。ありがとう。

8月5日
僕はそれから少しづつ場所を移動できるようになった。
これも風のおかげだ。
人間はゴミを嫌がって拾ってくれることすらない。
僕は風が大好き。

8月12日
とうとう海に着いた。
海はとても綺麗だった。
人間も海が好きなのかな？
沢山の人が集まっている。
人間はみんな、プラスチックに入った焼きそばやかき氷を食べていた。
あぁ、僕も食べたいなぁ。
僕は海も大好きだ。

8月19日
何だかまた異変が起こった。
いつも綺麗な海が徐々ににごっていっている気がするのだ。
僕の気のせいだろうか。
気のせいだといいな。

8月22日
これは気のせいではなかった。
あんなに綺麗だった海はにごり、人間はゴミに変わっていった。
人間はやはりゴミが嫌いなのか。
来る人もだんだん減り、ついには誰も来なくなってしまった。
あの賑やかな光景が懐かしい。
過去に戻りたい、過去に戻りたいよ。

8月23日
大きな風が吹いて、僕はにごった海に入ってしまった。
僕は初めて風が嫌になった。
とりあえず、魚に見つからないようにしなきゃだな。
神様、お願いですから、僕を魚に見つからないようにしてください。

8月25日
どうしよう。
魚に見つかってしまった。
怖い、怖いよ。
あぁ、神様は僕を裏切った。
今僕は魚に食べられている。
痛いよ、もっと優しく噛みちぎってよ。
僕の存在はもうなくなるのかなぁ。

8月26日
あれ、僕生きてる？
魚の胃の中で生きてる？
なぁんだ。食べられるってちっとも怖くない。
はぁ、心配して損したぁ。

8月27日
魚のうなり声が聞こえる。
うるさい、うるさいよ。

8月28日
魚は動かなくなった。
僕には状況が分からない。
まぁ、あのうなり声も聞こえなくなったし、いいや。

8月29日
通りすがった魚達が話をしているのが聞こえた。
どうやら僕達を食べた魚は存在がなくなってしまったらしい。
それも僕達のせいだってさ。
酷いよ、僕達は何もしていないのに。
全て人間が悪い。
僕達をポイ捨てした人間が悪いのに、どうして僕達のせいになっちゃうの？
なんで、どうして？
こんな結末は望んでないよ。

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