「転校前の学校に戻りたい…」 そう担任へ告げました。 当然ですが、「何で…

「転校前の学校に戻りたい…」
そう担任へ告げました。

当然ですが、「何で？君が言ってた地獄をまた味わうことになるんだよ」と返ってきました。
自分は「はい。でもこっちの学校の方がよっぽど地獄だって分かったんです」と言いました。


「たしかに前の学校では『やりたくない』と言えば望み通りになってたかもしれない。ただハッキリ言うけど、それは当時、君が精神的に参ってる状態でこれ以上の深傷を負わせたくなかったからだよ」

担任は続けて言う。
「たしかに私は嫌なことをさせてるなって思うし、それは自分でも分かってる。でもこの学校に来てからは嫌なことを全部乗り越えてきたし、その姿を私は知ってる。君は何でもできるってことも…
それに『嫌だ』っていう割には、前の学校にいたときみたいに精神病棟に入院する事態にまで発展してないでしょ？」


「前の学校で嫌だったことをここで乗り超えられたなら、次の学校でも大丈夫」と言う自分に担任は問う。
「次の学校でも似たようなことがあったらどうするの？ここで乗り越えられないと無理じゃない？」

「大丈夫です。前の学校の先生に同じこと言われて、この学校で乗り越えられたから」という自分に対して、「どうしてもなの？残念」と言ってくる担任。


たしかにこの学校に来て苦手なことを克服してきた。でもそれは担任から「逃げる選択肢を最初から与えたくない」と言われ続けたから。
担任には色々お世話になったし、転入学試験の面接でオドオドしてる自分を拾ってくれた恩もあった。
だから今まで多少の無理はしてでも頑張ってきたけど、もう限界なんだよ。自分には荷が重い。十分頑張ったのに「逃げてる」って言われる始末だ。

ごめんなさい。前の学校で頑張る

• 共感！0

• ウォッチリストに追加