まぁそうですね。
夫婦別姓の法整備が何も成されてない現在では、夫婦ご本人達は良くても周りの人達からすれば迷惑千万なものです。

夫婦別姓がまだ一般的にはならないのは、様々な法整備が行われていないからです。

それと同時に契約関係であったり各種登録手続きであったり、同じ姓名でない男女が夫婦であると証明する代わりのものがシステム的に出来ていないんです。

それで不便な事を強いられるから夫婦別姓はなかなか一般的にはならないですし、一般的にならないから法整備も積極的には進められないのが現状です。

夫婦別姓が一般的なものになる為には、政府が指導して各機関や企業に新しいシステムを作る様に命じなければなりません。
それが出来ていないうちから、古くからの風習を覆す様な事をしてしまうと様々な部分でトラブルが起きてしまいます。

それは当然話しです。

しかし夫婦別姓が一般的になる様なシステムを国をあげて作るとしたら、それは膨大な労力とお金が掛かるんです。

でも、それだけの労力とお金を掛けて夫婦別姓のシステムを完成させても、経済効果はほとんど無いんです。

だからやらないんです。

政府も企業も。

極一部の人達の個人的な都合で、社会全体のシステムを見直さないとならない事は、国も企業もやりたがりません。

これも当然の話しです。

ジェンダーの問題もそうですよね。
これだけ騒がれても政府も企業も動きません。
「やってるフリ」はしますが、中身が無いのは皆さんもご周知の通りだと思います。

まとめますと、

夫婦別姓は労力とお金に見合った経済効果があれば、すぐにでも社会的なシステムは導入されます。
でもそれが見当たらないからやりません。
政府も企業もやらないから、これからも一般的にはなりません。
一般的にならないものは大多数の人達からすると面倒な存在でしかありません。
これは社会に取っても個人に取っても同じです。

社会的に一般的でない夫婦別姓は、現在のところ腫れ物扱いで見られてしまうのは道理という事になってしまいますね。