事件じゃないけど、核のゴミ問題ですね。
原子力発電所から出る核廃棄物は何百℃もある状態で、無害な常温になるまで相当な時間を要するんですけど…。
一年間に下がる温度は僅かに数℃です。
常温まで下がるにはそれこそ何百年と掛かります。
これを海に投棄して、将来技術が進んだ時の課題として問題を持ち越してる状態なんですよ。
30年くらい前でしょうか。
この問題を政府の怠慢だとか、将来の課題として残すのは無責任だとか、有識者や一部のマスコミは痛烈に批判してました。
それでも政府は原発をクリーンなエネルギーだと言い張って、核のゴミ問題には触れようとしませんでした。
ヤバいのは海に沈めた核のゴミを入れている容器の耐久年数が約50年ということ。
それ以上経過すると容器が腐食して、海に極めて有害な放射線物質が大量に漏れ出してしまいます。
核のゴミを海に投棄し始めてから、最初のロットがそろそろ50年になります。
海に沈められた核のゴミが膨大な量であること、そして対策が昔と変わらず何も取られていないこと。
それらを政府は国民に対してひたすら隠しています。
核のゴミの容器が腐食して、実際に放射線物質が海に大量に流出した時に政府はどうするんですかね。
もう隠す事は不可能だと思います。
もし今からすぐに核のゴミを引き揚げる作業を開始しても、腐食が著しい容器を動かすには相当な危険が伴います。
そしてそれを行うには膨大な国家予算が必要になります。
こんなとてつもない大問題なのに全く報道されないし、警鐘を鳴らしていた有識者も黙っています。
政府の圧力が掛かっているんでしょうか。
この先、とても恐ろしい未来が来るかもしれません。