暗殺教室の魅力教えて
暗殺教室の魅力教えて
面白おかしく始まった漫画からの過去の掘り起こしでシリアスになって、絆を育んで本来は意図してなかったところへの着地。
要するにギャップ。
でもそれを最高の漫画とするには、各キャラの個性を描く技量や、シリアスになってからも元々の世界観を壊さない緻密な構成が必要不可欠。
『殺せんせい』だけではこの漫画は完成しない。
殺せんせいの他に主人公はたくさんいて、殺せんせいを『主人公』から『去り行く者』に昇華させる物語にする流れ。
過去にそういう名作はあった。
キャップで言えばマキバオー。
下品でうんこを垂れ流す「うんこ垂れ蔵」が、必死になって執念の塊となって勝利を目指す。
そのギャップに読者は心を奪われる。
ダイの大冒険では、主人公の足手まといの魔法使いだったポップが死に物狂いの成長で、「主人公だった」ダイを支えて、いつしか「彼の目線」で物語が進んだ。
名作はそうして生まれる。
王道のギャグマンガ。
王道の主人公マンガ。
初めはそんな漫画だったはずなのに、それが自然と変化して、それが読者の心を掴んで離さない。
今はそんな漫画はなかなか生まれない。
「なろう系」とかいう、大量に生まれてちょっと人気になったと思えば、サッサと忘れ去られて次に始まった漫画が人気になって、またすぐに飽きられる。
絵の上手さじゃない。
女性キャラの萌えアピールじゃない。
主人公の面白いチート能力だけじゃない。
そんなものは次の漫画が出れば、簡単に代替えが利いて、簡単に飽きられる。
ずっと人気である漫画は根本が違う。
代替えが利かない、その漫画が面白いと思うからずっと人気でいられる。
その点は、「暗殺教室」は読者に選ばれたという「資格」がある漫画だと思う。
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