お願いします

再です。

少なくとも、僕は産まれてこさせてあげられなかったことを本当に申し訳なく思っています。自殺まで考えてしまいましたが、彼女の中に宿った命を終わりにし、さらに自分の命まで終わりにしてしまったら、もう一度深い罪を犯してしまうことになると思い、自殺はやめました。今でも、どう償えば良いか分かりませんが、とにかく生きていこうと思っています。

命日はもちろん覚えています。エコー写真は彼女が持って行ってしまい、コピーでいいから貰いたいと言いましたが、なくした、と言われ、貰えませんでした。

少なくとも、ここに一人、赤ちゃんをおろしたことをどうでもいいなどとは思えない人間がいます。他にもたくさんいると思います。

手術代等、彼氏が出してくれたのですね。お二人の家族同士での話し合いもされたんですね。どのように話し合って主さんのお父さんが付き添うことになったのか分かりませんが、手術費用なども当然ですが、やはり彼氏は付き添うべきだったと思います。僕は彼女の家族の誰が来ようと、付き添ったと思います。僕たちの場合は二人で行ったのですが。お金よりも、本当に責任を感じているのなら、付き添うべきだと思います。

あの日、待合室で待っていると、彼女の泣き叫ぶ声が聞こえてきました。心に突き刺さりました。一生忘れられないと思います。

主さん、今更ですが、本当に辛かっただろうと思います。

次こそは元気な赤ちゃんを産み、産まれてこれなかった子の分まで、愛情を注いであげてください。