だめな夫

私の母親の話ですが、父親は身寄りがなく、育てていた曾祖母が亡くなった後、母親の元に来て、そのまま結婚、二人で遊んだりはしたみたいですが、恋愛という気持ちではなかったと言ってました。

父親は、家族を知らない、躾もされてない、ﾀﾞﾒ男でした、我が儘出来なかった分、我が儘をし始め、思春期の不良が家にいる状態、毎日、夫婦喧嘩、暴力、とにかく続きました。
酒と女以外は真面目だったので、最後まで、母親は、連れ添いましたけど、ある意味、軽い供依存だったんだと思います。

この人には私しかいないと思って、ﾀﾞﾒ男を選ぶ人もいるでしょう、供依存も一種の病気みたいなもの、また、不安定の法則というものも手伝いまして、離れられなくなる夫婦はたくさんいます。

不安定の法則とは、喧嘩をした、仲直りした、問題が起こった、解決した事が快感というのでしょうか、そういった刺激的な事と安心感が交互にくると、人は麻痺するんです。

だから、ﾀﾞﾒ男を選ぶ人も、普通の感覚からは外れているのだと思います。

人には必要とされたい、役立ちたいと思う欲があるそうで、ここを満たされていないと冷静な判断が出来ない場合もあるんだと思います。

また、いい人だったのに、豹変してしまった、これは、先見の明がなかったというところですね。
普通に育った人はいきなり豹変はしませんから、脳の病気なら仕方ないですが…

というわけで、私のこれが今まで経験して分かった事。
父親がﾀﾞﾒ男でしたので、私はしっかり旦那を選べたし、父親には感謝しています。旦那も父親が我が儘が酷かった、お陰で、私の許容範囲の広さに感謝してくれてます。

旦那はお酒もｷﾞｬﾝﾌﾞﾙも、浮気もしません、私より慎重で、貞操観念も強く、家族が生き甲斐のようで、ちょっと遊んだら？と思うくらいです。

父親は亡くなりましたが、悪さをしていた割りには、みんなから愛されていました。ﾀﾞﾒ男の多くは幼い子どもなんだと思います、そこに母性愛の強い女性は惹かれてしまうのでしょう。

主さんも次回は頑張って下さい、先の事は分かりませんが、苦労があったからこそ、成長も出来るわけですから、無駄な事は一つもない。
私も幼い頃から、今で言えば、虐待されたような環境でしたけど、愛情の濃い母親のお陰で、苦労を糧にしてきて、今は幸せです。

安定し過ぎて怖いくらいですが、これが世間の普通、一般的な家庭なんですよね(￣▽￣;)
これを壊さないよう、いつまでも夫婦仲良くしたいと思います。