高校1年女です。 私は頭がいい方で、高校も地域で1番の高校に進学しました。 中学時代は予習復習はせず、テスト前のみ勉強してるだけでした。しかし、高校ではその

こんにちは。
あなたは努力しなくても勉強ができるタイプの人なんですね。
さっぱりした素直な文面からもそう感じます。
ですから、私のあまりうまくない例え話を理解してもらえるんじゃないかと期待してお話しします。

海に泳ぎに行ったことはありますか？
波打ち際から歩いて行って、足を水につけ、そのまま深いほうへ進んでいくことを想像してください。
最初はくるぶしぐらい。そのうち膝が浸かって歩きづらくなる。
腰まで浸かるともう歩くというより、体を押す感じ。
でもまだ地面に足は触れています。体はしっかり支えられている。安心。

周りを見てみたら、たくさんの友達。
ところが、あなたと違う点。背があなたより低かったんでしょうか。
なんとか顔をつけないように、地面をつま先で蹴って飛び上がりながら進んだり、あるいは完全に泳いでしまっている人もいます。彼らを大変だなあと思う一方、あなたはまだ自分がそこまでしなくて済んで助かったなあ、とぼんやり考えます。

もっと沖へ歩きます。
どんどん海は深くなり、水面は首元の高さへ。
うっかりするともう波をかぶってしまいそうです。あなたは急に不安を感じます。
このままじゃおぼれてしまうかも。私もぴょんぴょん飛んだり、泳いだりしなきゃいけないのかな。
でもできるかな。疲れそうだし、うまくできないかもしれないし。
前に進むのがちょっと、やだ。……これが今のあなた。

少しわかってもらえましたか。
あなたは勉強に関して周りの人より優位にあった。
きっとそれは親からもらった良い資質です。
でも、いつか資質だけでは進めない深さへ進んでいく日が来る。
その日がいつ来るかの違いだけだったんです。

これから先、あなたは「昔私は勉強しなくてもできたんだ」という記憶を持ちながら、それはそれとして、前に進むために浮かび上がる努力を始めます。
最初はつま先立ち、次は跳ねてみて、泳ぐ真似。
人に聞いて、試してみて、自分なりの泳ぎ方を身につけることでしょう。

不安は当然だと思います。逃げ出したくなるのもわかります。
ためしに逃げ出したっていいんですよ。
きっとあなたは浅いところで満足できない。いつか泳ぎ始める人だからその日までは。

どうぞよく食べてよく寝てくださいね。元気ならなんとかなります！