私は昔から、人に合わせ過ぎたり自分の意見を後回しにする事が、ただの軸のない悪い部分だと思っていました。そして、人の気持ちをすぐに察知したり、ある物事について全て

自分の意見を伝えた上で、話し合った上で多数決などで
決まった場合は、他の人に合わせる事もあるかもしれませんね。
ただ意見を何も言わずに、全て人任せにしたり、
自分の意見や考えをおざなりにしてしまうのは良くないですよね。

人の気持ちを推し量ることができるのは、良いことだと思いますが、
ただ、推察が必ずしもあっているとは限りませんよね。
取り越し苦労といいますか、考えすぎという事も時にはあるでしょう。

感受性が豊かであるというのは、長所とも言えますし、柔らかい表現ではありますが、
感受性があることと同時に、自分の意見や意思を持つこと、
自分を尊重したり大切にする事も、重要ですよね。

ただ感受性が豊かだけで、自分をおざなりにすれば
ナイーブ（繊細、傷つきやすいなど、時にあまり良くない意味合い）にもなります。

他人中心であるよりも、人を尊重しつつ
自分のことも尊重したり大切にすることも
していった方がいいと思いますよ。
人を思いやるためには、または音楽など芸術に携わるにしても、
感受性の豊かさ（共感や想像力）だけでなくて、
自分をしっかりと守ることも重要ですよね。

自尊心や、自分を守ることができた上で
感受性が豊かであれば、それを発揮できるでしょう。
ただ、感受性が豊かだけで、他人中心であったり
人の評価や目を気にし過ぎれば、自分を守ることが
できなくなりますし、感情の管理（多少のことでは泣かないなど）
も難しいですよね。

綺麗事で済ます、正当化。。ですか。
感受性が豊かだからという美点だけに目を向けて、
欠点を矮小化したり、無視するなどをしてしまうのは
あまり勧められません。

自分軸を持つことは大切だと思います。
それは何も、自分のやり方を常に
通したり、人に押し付けるという意味ではなくて、
他人は他人、自分は自分という部分を時には
持って、人の承認や評価だけに左右されない方が
いいと思いますよ。