スタバ行ったら絶対小説読んでたり、手帳になんか書き込んでるオシャンティなお姉さんお兄さんいるよね、

ドトールに到着した俺。

俺がコーヒーを求めてるんじゃない。

コーヒーが俺を求めてるのだろう…。

取り敢えず今のセリフを手帳にメモる。

店内を見渡す。

スタバに居た客がいないかチェック。

もし居たら俺が暇人だと誤解されてしまう。

注文はエスプレッソだ。

決してもうお腹いっぱいになったからではない。
ただもう別にあんまり飲みたくないからだ。

席について大事な手帳を開く。
コーヒーが俺を求めてる…としか書いてない。

冷静に見たら意味が分からん。

暇なのでヒザで少しビートを刻む。

ドラム叩きてぇ…。

叩いた事は無いが。

…！

大変な事に気が付く。

この店には若い女性客が居ない！

クッ…、スタバに戻るか…！？

いや、過去を捨てた俺にはそれは出来ない。

エスプレッソを半分残し、早々に立ち去る。

いや、苦くね？エスプレッソ…。

ハッキリ分かった事がある。

俺のホームはスタバだという事だ…。