「努力してみて、上手くいかなければ、今の10倍努力すればいい！それでも上手くいかなければ100倍努力すればいい」という事を言う人がいたとしますよね。現実的には1

それは出来もしない事を言うだけの破滅的精神論。
その究極形が牟田口廉也。(太平洋戦争時の軍人で司令官)

彼の残した功績(？)は並ぶ者がいない。
「口だけ男」の金字塔を打ち立てた人類史上最高の反面教師。

弾丸も食糧も、全ての物資が底を尽き、餓死者が大量に出る惨状でも撤退を許さず、機関銃や大砲で応戦する敵と戦えと言う。

『弾が無いなら剣で戦え！剣が無いなら腕で殴れ！腕が無いなら足で蹴れ！足も無いなら口で噛みつけ！』
と、緻密な作戦が要求される司令官の立場でコレを言った偉大な男。

そして作戦失敗を最後まで認めず、大量の戦死者(ほぼ餓死者)を出した後に、責任を部下になすり付けて、部下達を戦場に置き去りにして自分だけ安全な場所に逃亡。
見事に戦争を生き延びた偉人。

牟田口廉也を知ると、大概の人間は許せる様になるかもね。
それがせめてもの解決方法。